この週末開催された「渋谷どこでも運動場プロジェクト オンライン学習会」に参加しました。

今回のテーマは「運動×公共空間の活用」です。

講師はソトノバ共同代表理事の石田祐也さん。

 

コロナ禍で、屋外空間を活用することへの期待がますます高まっているなかで、その可能性・これまでの成功例等を学びました。

と、いってもこのプロジェクトは、コロナ対策として始まったわけではありません。公共空間(主に道路)を使いながら、いかに

あたらしいコミュニティの場をつくっていくかということで、2018年に始まったプロジェクトだそうです。

 

 

 

まず、海外の例から。元ニューヨーク市交通局局長のジャネット・サディク=カーンさんの画期的な取り組みについて。

クルマの通行量が多く、交通渋滞の坩堝だったニューヨークの中心街が、ここ10年の間にその様相を一変させている。交差点のアングルに「プラザ」と呼ばれる広場が設けられ、デッキチェアでくつろぐ人の姿が見られたり、自転車専用道路やバスレーンが設置されたり、かつて自動車が我がもの顔で行き交っていたストリートは、今や歩行者やサイクリストが安全に通行できるストリートへと変化を遂げた。

 

石田さん曰く、‟多様な空間、多用な人々が集まりながらも、それぞれ自分の居場所がある。(疎外感を感じさせせない)ことが大事。

 

コロナ感染対策として、昨年は国交省が「道路占用の許可基準を緩和」したのは、画期的でした。当初、令和2年11月30日までの予定でしたが、占用期間が今年の3月30日まで延長されています。。

さて、中央区です。

テラス営業の他にも、水辺や、高層マンションの地域貢献策として造られている「公開空地」の活用等が考えられるのではないでしょうか?