月島が生まれて約130年。
月島にも、再開発の波が押し寄せています。
昔あった建物が、商店が、公園が無くなっていく。
でも、昔から住んでる住民の皆さんの記憶の中には、はっきりと残っているのです。
この記憶を、カメラの前でお話していただく。
そしてその記憶を、民俗学で言うところの、
”聞きたるまま、ではなく、感じたるまま”に編集していく。
こうしてできたのが「佃・月島百景」。
これは、芝浦工業大学教授で、月島在住の志村秀明先生を中心に、
先生のゼミ生の皆さんと「月島長屋学校」の皆さんが、
中心となって続けられているプロジェクトです。
今日の「まるごとミュージアム」では、まず、志村先生から
東京湾岸における佃・月島の歴史についてのお話しをお聞きしました。
参加者の皆さんからは、月島8丁目(今の勝どき)に住んでいたという方からの思い出話もあり、
まさに「記憶の中の歴史」を感じました。
ランチは、リフォーム長屋「元氣喫茶」で。
その後、西仲通りを中心に月島の路地を散策。
ビデオで拝見していた寺本さんから直接お話をうかがいました。
最後は、志村先生の「月島長屋学校」にて
参加者の皆さんと意見交換会。
今後もこの街は時代の変化を受け入れながら成長していくことでしょう。
それが湾岸パワー。