築地市場移転の突然の2年延期は、市場関係者はもちろん、環状2号線本線開通の遅れやBRTの本格運行の遅れ等、区や区民にも大きな影響を与えました。

 

都の市場跡地開発については、東京都が積極的にまちづくりに関わるという方針で、時代の変化を見ながら段階的にということでした。当然土地の民間への売却も‟ない”という方針です。

 

ところが、オリパラの延期やコロナの影響で、状況が変わってきています。都は船着場周辺エリア等、いわゆる第ゼロ段階「先行整備事業」の方向性の発表を延期し、開発業者の先行募集も撤回しました。

 

市場跡地全体の開発業者を2022年度に公募するということです。

 

11月6日、久しぶりに開催された「築地まちづくり協議会」での重要な点は

①交通基盤の整備について

特に、資料↑の⑶-2、

バス、BRT、地下鉄新線駅、船着場の交通結節点の整備については、早期に方針を決めていただきたい。

 

②(仮称)築地場外市場等の交通基盤に関する検討会の新設

構成員として、中央区行政とともに、地元(築地の関係者)が入っていることは評価できます。

 

③区と地元の考えを、できれば‟年度内に”とりまとめて東京都に提言し、来年度公表予定の「実施方針」に反映させる。

 

築地市場跡地再整備については、コロナ禍という想定外の状況ではあるものの、民間への切り売りという最悪の状況だけは避けていただきたいと思います。

 

青木かのブログ 築地市場関連は27件書いています。

是非遡ってご覧ください。