新型コロナ感染症に対応するため、東京都は5月に開始した「特別態勢」の下、重要課題が停滞しています。

 

都政新報によると、既存の事業を

①状況を踏まえ、速やかに休止する事業

②最小限の体制まで縮小させる事業

③継続事業

の3つに分類。

 

「築地市場跡地再開発事業」は、このうち①休止事業に含まれているようです。

市場が豊洲に移転後、市場棟などの解体工事は、今年3月に完了。東京五輪では、大会関係者の輸送拠点(バスターミナル)として暫定利用。

その後、都は、4段階に分けて整備するとしていました。

 

withコロナの時代には、これまでとは違った視点での「まちづくり」が必要となります。
再開発については、一時立ち止まることも重要だと私も考えます。

 

※これまでの「築地再開発事業」についてのブログまとめました。

 

2019年10月29日青木かのブログ

 

築地市場跡地は一体的な開発を

 

 

まずは、2018年4月12日の私のブログから。

 

築地市場跡地、23ヘクタールという都心に残された最後の広大な土地。

まず東京都は、今年1月「MICE」(国際展示場や国際会議場と大規模ホテルの総合施設)案を発表しました。

 

青木かのブログ(1月22日)東京都が示すベイエリアビジョン

 

また東京都の「築地再開発検討会議」がまとめた「築地まちづくりの大きな視点」では、

〇広域的な交通結節点

 

〇浜離宮や築地本願寺等、周辺地域との相乗効果を図る

〇段階的な開発

 

 といった総合的方向性が示されていiいます。

 

 

今日、改めて「築地まちづくりの大きな視点」が示され、具体的に

 

〇交通結節点の形成~地下鉄、防災船着場、

〇浜離宮恩賜庭園側の敷地にも船着場を整備

〇親水空間~水辺沿いのテラス

 

さらに段階的な開発についてのゾーニング

 

ただし、中央区は

〇民間事業者による段階的な開発(切り売り)には反対。

〇都が考える約20年の長期計画についても10年程度のスピード感を持った一体的な開発を希望しています。