兼ねてから要望してきた‟ICTを活用した学習支援等の取組と、WEB会議ソフ トなどを活用した「朝の会」等の実施について”5月13日、中央区から発表がありました。

緊急事態宣言の継続に伴う新たな家庭学習支援等の取組み方針について

 

さらに、我会派では、新たな要望書を提出いたしました。

 

中央区新型コロナウイルス感染症対策本部長

山本泰人様

緊急事態宣言の延長にともない予想される

区民生活への影響に関する緊急要望書

 

 4月7日に出された「緊急事態宣言」後も、新型コロナウイルス感染症による被害は収束には向かわず、当初の期限であった5月6日からさらに5月31日まで延長されることになりました。

 もはや、コロナウイルスとの戦いは長期戦になることは確実です。我会派(以前は有志議員として)はこれまでも、フェーズが変わるごとに要望書を出して参りましたが、その都度、積極的なご対応をいただき感謝しております。引き続き、感染予防や検査・治療に関する情報や経済支援策の情報が、区のホームページやお知らせなどで適切に発信・提供されることをお願い致します。

さて、3月2日の突然の、臨時休校からすでに2か月を経て、「コロナ疲れ」という言葉も生まれています。今回は長期的視点、かつ、区民の皆様にとっては心身の健康が保たれるよう「出口の見える」政策として、以下、要望いたします。

 

                記


1、高齢者福祉
(1)感染リスクへの配慮を最大限講じたうえでの面会制限の緩和

高齢者施設では、感染リスクから面会制限がなされています。しかし、生活の質や認知機能に与える影響もまた大きいため、オンラインを通じた面会を可能にすることや、面会を一人に限り認めるなど感染リスクへの配慮を最大限講じたうえでの面会制限の緩和をすることを求めます。

(2)フレイル予防の取り組みを強化すること

外出自粛のため、高齢者らのフレイルが進行することや、エコノミー症候群が起きるリスクが高まっています。本人が毎日少しの時間でも一人で運動に取り組めるプログラムの啓発や、声かけを積極的に行うことを求めます。


2、医療体制

(1)PCR検査体制のさらなる拡充
 「新型コロナウイルス感染症PCR検査センター」が、中央区医師会・日本橋医師会の協力を得て設置され、一日30件の検査が可能になりました。今後、需要が増えた場合、医師が検査の必要性を判断する方には、全員に迅速に検査がなされるように引き続き検査態勢を充実させることを求めます。

(2)PCR検査体制等、医療提供体制の区民へのわかりやすい周知
 5月8日厚労省は、「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安」を改訂。この改訂内容や上記「PCR検査センター」開設に関する情報を整理の上、相談の方法や医療機関の受診方法について再度周知をすることを求めます。
(3)自宅療養や療養宿泊事業の安全な医療体制の構築への支援

今後、患者が増加した際は、地域のかかりつけ医と連携し、療養宿泊事業がスムーズに開設・運営されるよう東京都と連携をとることを求めます。また、やむを得ず自宅療養がなされる場合においては、かかりつけ医と連携のもと、安全に実施されるよう支援することを求めます。

 

3、子育て支援

(1)保育を必要としている家庭へ、現状確認と最低限の保育の実施

(2)認可外保育所利用料の負担が認可と同等となるように助成すること

(3)集団実施としていた乳幼児健診をかかりつけ医が代わりに行うこと

(4)減少した妊婦検診に代わる現状把握やタクシー移動への助成

(5)出産病院が確保できていない妊婦の相談を受け、その確保を支援すること

 

4、教育

(1)オンライン教育を目的とした「1人1台」が速やかに提供されること

(2)家庭学習用支援ソフトを選定し速やかに導入すること

(3)オンラインホームルームを至急実施し、児童の心身の健康を確認すること

(4)過大な宿題が家庭の負担にならないように配慮すること

 

以上。          あたらしい中央 

                         青木かの 

                         高橋元気

                         小坂和輝 

                         高橋まきこ