武雄市図書館から始まった、図書館の民間事業者による指定管理者制度。カフェを備え、いわゆる「図書館」のイメージを大きく変えました。その後、多くの自治体が、公立図書館に指定管理者制度を導入しています。

 

当初、図書館を含む複合施設の建設を予定していた中央区は、平成25年11月、建築費の高騰を受けて、入札不調となり、財政負担を考慮して、工事の見送りを決定。

 

昨年から、今度は複合施設ではなく、京橋図書館の建替えとして「本の森ちゅうおう」の建設計画が進んでいます。そして新しい図書館は指定管理にするための条例改正案が出されました。

 

指定管理のメリットは、イベントの開催や情報発信能力、集客等、サービス向上のノウハウを持っていること。私は、このような民間活力の導入については推進派です。

 

しかし、京橋図書館の地域資料室には、江戸時代から今日に至るまで広範囲な文化・資料が集められており、中央区の財産となっています。この財産の管理を民間事業者に任せることには反対です。

 

この点については、区民文教委員会で複数の会派が質問し、区は

指定管理者制度を導入しても

①図書館の方針の決定

②本の選書・廃棄

③学校図書室の管理

に加えて

④地域資料の管理

についても区が直接行うことを明確にしました。

これは、大変重要な答弁です。

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