決算特別委員会4日目<福祉保健費>
まずは、石川島記念病院が先月9月1日予定通り再開して本当に良かった。
昨年9月突然の閉院のニュースは、区の報告より先に地元の方から耳にしたのですが本当に寝耳に水。その時の状況については、当時のブログに書いてあります。
休診の原因の1つであった経営悪化については、心臓病センターも含め検討をし直し、今後は内科・整形外科・そしてリハビリテーション科を柱に、文字通り「地域医療」の要としての役割を果たしていただきたい。
昨年晴海に開設された聖カタリナ病院も急性期の病院で症状が落ちついた回復期の患者さんを中・短期的に受け入れるリハビリテーション室(病床)を備えています。
今後は「地域包括ケアシステム」の一環として期待されるところです。
しかし、その意味でも中央区は入院できる病院が少ない!病床数は
①国立がん研究センター中央病院 578床
②聖路加国際病院 520床
③石川島記念病院 47床
④聖カタリナ病院 41床
①と②については、いわゆる地域医療ではありません。
その意味でも昨年月島のサマリア病院の41床をカタリナ病院が引き継ぎ、石川島記念病院が47床を維持した意味は大きい。それだけに昨年、日本橋浜町にあった山村病院が分譲マンションとなり、52床の病床をなくしてしまったことが悔やまれます。
この中央区の「病床数の壁」については↑のブログにも書いていますが、東京都の保健医療計画の「二次保健医療」によるものです。
しかし、中央区と同じ保健医療圏である、港・千代田・文京・台東区の5区の中でも病院は偏在しています。
保健医療圏の見直しについては、これからも諦めず区や東京都に要望してまいります。