台風15号は、千葉県南房総を中心に甚大な被害を与えています。特に停電による被害。あと2週間で本当に復旧できるのか?それとももっとかかるのか?その不安だけでも住民の方には大変なストレスとなります。
今回の震災については、さまざまな点で防災・災害対策の問題点が浮き彫りになっています。
〇行政(国や県)の初動の遅れ
〇停電により全ての通信手段が奪われると、都心でも「陸の孤島」となってしまうこと
〇避難所の不便さ
毎年やってくる台風は、ここ数年日本中のどこか(複数)に甚大な被害を与えています。電気に頼った現代社会において、特に停電による生活への影響は大きい。台風15号の被害の大きさが明らかになるにつれて今後の課題について
①電柱や送電鉄塔の対風性
②非常用電源
③避難所対策
それそれの課題への対応策については
①電柱を埋設する電柱地中化
②家庭や町会(自治会)単位での非常用電源の整備と十分な燃料備蓄
③避難所の抜本的改革(近くのホテルの臨時買い上げやプライバシーを重視した居心地のよいテントタイプの避難施設等)
現代社会における災害へのもろさを露呈させた台風15号。自然災害は止めることはできません。行政(公助)だけに頼ることへ警鐘を鳴らし、自助や共助の大切さを改めて認識させてくれました。