中央区議会議員(無所属)の青木かのです。

私がいただくご意見・ご要望の中でも多いのが、「中央区内に入院できる病院を増やしてほしい」というもの。

これは切実です。
現時点では、本当に少ない。
なぜ少ないのか?
それは東京都の保健医療計画により
基準病床数が、「二次保健医療圏」で決められているからです。
・中央区
・港区
・千代田区
・文京区
・台東区
合わせて基準値は5,258床。
実際にはこのエリアで13,703床、基準値の2倍以上もあるのです。
虎ノ門病院も順天堂病院も含まれている。
でも、区民の皆さんが期待しているのは、
区内の病院ですよね。

 

そのような状況の中、昨年9月突然、佃にある石川島記念病院が11月末で休止するという発表がありました。

もともと、この地にあった石川島造船所の健保組合立の病院で、地元の方々にとっては馴染み深い病院です。その後、経営は医療法人健育会に引き継がれ、名前も石川島記念病院となりました。
4年前に、旧病院の隣地に新築移転したばかり。翌年には東京都の二次救急指定病院にもなっています。
開設以来、赤字が継続していることが、突然の休止の理由のようです。
 
その後、中央区は、他の医療法人での運営も含め、病院が継続できるよう取り組んできたところ、11月28日付で現在の運営法人である、健育会から、このような再開計画についてのお知らせが提出されました。
今後は内科・整形外科・リハビリテーション科を中心に、地域の皆さんにとって身近な初期診療にも対応した「地域医療」を担っていくということ。そして、中央区にとって貴重な47床をキープしていく、ということです。
 
休業後、約束通り、9月1日からしっかりと再開されるよう、注視してまいります。
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