受動喫煙防止対策は、私が1期目(8年前)から取り組んできた1丁目1番地の政策です。

 

中央区では、平成16年に「中央区歩きたばこ及びポイ捨てをなくす条例」が制定され、当初は委員会等で質問しても、喫煙者のマナーの啓発といった観点から語られることが多く、公共の場所での禁煙・少なくとも完全分煙が進まなかった理由の一つでもあります。

 

その後、オリンピック・パラリンピック東京開催が決定しSmoke Freeを掲げるIOCの方針にのっとり、ようやく国が動き、今年7月受動喫煙対策を強化する「改正健康増進法」が成立しましたが、結局100㎡以下の飲食店は規制の対象とはならない、実質半数以上の飲食店が規制の対象にはならないザル法です。

 

しかしオリンピック・パラリンピックのホストシティである東京都の「受動喫煙防止条例」では、都内の飲食店の84%が規制の対象になりますが、この条例に基づき、各飲食店をチェックし、指導をし、罰則を課すのは、実質各区の保健所の役割となります。

 

区長からは“今後、庁内に検討組織を設置し、想定される課題の整理を進めている”という答弁でしたが、今や世界的に飲食店は禁煙が普通になっているなかで、日本でも1日も早い飲食店での実質禁煙の実現こそ、おもてなしの第一歩だと考えます。

 

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