市場移転に伴い、ネズミの駆除が東京都と中央区の重要な施策の一つとなっていますが、市場には守らなければならない動物がいます。です。

 

そこで中央区は築地市場内に住み着いている猫(約30匹)の臨時保護施設を整備するための予算5千627万円を、今月始まる第3回定例会に提出する補正予算に盛り込んでいます。

 

このシェルター(臨時保護施設)は、

〇居住施設からある程度離れている

〇区有地である

等を考慮して区立晴海臨海公園内に整備され、区が民間団体に無償で貸し付け、民間が運営。

都市公園の規定外の施設になるため、補正予算と同時に、「中央区立公園条例の一部を改正する条例」も提出されます。

 

老猫が多いため、里親が見つかるかどうかは厳しいところですが、このシェルターでケアを受けながら余生を過ごすことになります。

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この後のブログです。
補正予算に、私はただ一人反対致しました。その重大な理由とは。

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ただいま、中央区議会定例会中。

今日は平成30年度補正予算の採決が行われました。

 

私は中央区議会議員28名の中で、ただ一人反対いたしました。

正しく言うなら、補正予算に含まれていた

「築地市場移転に伴う猫の臨時保護施設の整備」に反対しました。

これは築地市場に残る約30匹の猫(老猫が多いので里親を見つけるのは難しいとのこと)の終の棲家となるシェルターで、5年間の臨時施設です。

 

確認しておきますが、私は動物が大好き。犬も猫も大好き。シェルターが必要ならば当然相応の予算が使われるべきで、シェルターの建設そのものに反対するものではありません。しかしその決定のプロセスに重大な問題があると考えます。

 

私はこの議案が付託された企画総務委員会の委員ではありませんので、委員会では質問ができません。そこで以下、区の担当者にヒアリングをし、事実関係を確認した上で、反対の理由を述べます。

 

①30匹の猫のシェルターの工事費5千628万円という金額は妥当か?

こちらが、工事費の内訳です。Y社による見積もりで、区はその金額をほぼそのまま計上しています。

 

 

②築地市場にいた猫なので、当初は東京都が捕獲しシェルターを造る予定でしたが、市場移転が2年延期してしまったのでその計画がなくなり、代わりに区が引き受けることになったようです。区内に代替地を見つけるにしても、工事費は当初の予定通り都が負担すべきではないでしょうか。

 

③シェルター予定地は晴海臨海公園内にありますが、近隣住民への説明が十分ではありません。8月21日に晴海の連合町会を対象に説明会を開いてますが、この施設に一番近い高層マンション自治会は連合町会に属していないため、情報が共有されていません。

以上。