来年度から小学校で『教科』となる道徳の教科書の検定結果が24日公表された。新たな教科の教科書検定は、1990年度の小学校生活科以来となる。初めて作られた小学校の道徳の教科書は、8社が申請した全24点が合格。

小学校学習指導要領解説(小学校編)文部科学省

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2016/01/08/1356257_4.pdf

中学校学習指導要領解説

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2016/01/08/1356257_5.pdf

そもそも道徳の教科化の動きは、中学生のいじめによる自殺事件が大きなきっかけとなった。なぜ、いじめるのか、その背景にあるのは何なのか、子どもたちが自分で答えを見つけていく必要がある。

 

しかし、いじめの背景にあるかもしれない学校の能力主義家庭の貧困といった社会問題まで踏み込んでいない。

また、高校の教科書では、領土に関する記述が1.4倍になっているのも気になる。

 

キーワードは、正直、誠実、思いやり、希望、勇気、社会正義等。

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