沖縄県東村高江に視察に行ってきた。

 

丁度、大阪府警機動隊員の差別発言が問題となっている中での視察であったが、その日は集団抗議等はなく(地元紙によると今日の集団抗議へは全国から250名が参加)淡々と地元住民と、機動隊員とのにらみ合いが続いていた。この淡々とした闘いが1996年のSACO合意以来続いているのだ。

SACO合意は米軍基地の整理縮小を名目としているが、実際は陸・海・空一体となった訓練基地の機能強化であった。高江の集落に現在あるヘリパットには宜野湾からオスプレイが毎日低空飛行で飛んでくる。

 

時系列で振り返ってみると、政府は2014年、知事の権限を奪って工事を継続するために代執行裁判に持ち込んだが、和解で工事は止められていた。その後、11月には、反対派の翁長雄志氏が当選。続く12月の総選挙では沖縄小選挙区の全4区でオール沖縄候補が自民党候補に勝利。

 

ところが、今年の7月参議院選挙沖縄選挙区で自民党官僚が10万票差で惨敗した翌日の11日未明、工事資材の搬入を強行した。

住民は工事の中止を求めたが,安倍政権は全国から500人の機動隊を動員した・・・・

沖縄における民意は、ここ数年の選挙ではっきりしている。あとは、全国の民意がどう動くか。

沖縄は全国の0.6%の小さな島でありながら74%の米軍基地・施設が集中している。今回の差別発言を機に、もう一度その背景にある、住民と国との長くて先の見えない闘いについて考えるべきであると思う。

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