これまで、
江東区・港区と、いわゆる"
都心型"のコミュニティサイクル(サイクルシェアリング)
を見てきました。
ここでは利用者は、住民だけではなく観光客も想定し、
自転車を乗り捨てできるポートをできるだけ増やして
回遊性を高めることが重要となってきます。

さて、今回は放置自転車対策事業として、
"自転車を個人で所有せず、みんなでシェアする"
という考えをいち早く導入し、
平成17年にレンタサイクル事業の社会実験を始めた
世田谷区に行ってきました。
都心型に対し"
郊外型"とでも言えるでしょうか。

このレンタサイクルシステム導入の必要条件となるのが、
○ポートが駅から至近距離
○自転車駐輪場が有料化されており放置自転車の撤去が徹底して行われている
○料金は駐輪場の料金とあまり差がないように設定する

世田谷区ではこのように駐輪場の整備と
レンタサイクルのシステムを並行して進めることで、
昭和62年に33,161台あった放置自転車が
平成25年には2,812台に減少しました。

現在レンタサイクルポートは区内利用者が多い駅を中心に7か所、
駐輪場は
区立が48か所 (収容台数 約26,000台)
民間が51か所 (収容台数 約26,000台)

ポートは公設民営、
指定管理者は世田谷シルバー人材センターで、
シニアの皆さんの雇用の場としても活用されています。
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