先週、介護保険制度のサービスカットを柱とする
地域医療・介護総合確保推進法案

自民・公明両党の賛成多数で可決されました。

法案の中身についても色々意見はありますが、
問題は、医療法や介護保険法など
19本もの改正の審議と採決が
一括して行われたこと。

野党議員からも
"性質のことなる法案を一括して賛否をもとめるのは乱暴"
と批判されています。

ここで思い出すのが
昨年4月1日施行された改正予防接種法です。
この法案には種類の違う3つのワクチンの定期接種化が同時に盛り込まれていました。
Hib感染症や小児肺炎球菌感染症ワクチン接種は乳幼児が対象で
髄膜炎を起こすと死亡する恐れがあり、
定期接種化に問題はありません
(副反応の発生率も極めて低い)

一方子宮頸がんワクチン
接種対象もその性質も他の2つとは全く異なり
定期接種化は時期尚早である、という声が当時から多くありました。
しかし、この3つのワクチンを一本化することで、
十分な審議や副反応の検証をすることもなく
子宮頸がんワクチンも同時に定期接種化されてしまったのです。

昨年の改正予防接種法、
今回の医療・介護法、
人の命に係わる問題だけに十分な審議をしてほしかった。

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