今年の憲法記念日(5月3日)に発行された
日野原重明氏の"十代のきみたちへ~ぜひ読んでほしい憲法の本”

昨日はこの本を通して日野原先生が子どもたちへ伝えようとした
「命の大切さ」「憲法の大切さ」について書きましたが、
今日はその他に、私がこの本を読んで意識を新たにしたこと。

憲法改正派は最初に憲法96条(憲法改正には衆参各議院の総議員の3分の2以上の賛成が必要)だけを改正し、必要な議員数を3分の2から過半数に引き下げようとしています。

これは「憲法のこの部分がおかしいから変えよう」というのではなく、
「憲法は変えにくいから変えやすくしよう」という作戦で、このやり方はおかしい。

今の日本国憲法は
「国民が大臣や天皇、国会議員、公務員に守らせる憲法」ですから、
変えるときも「国民が本心から変えたいと望んだ時」

そのためにも時間をかけて議論することが必要です。
安易にハードルを下げるやり方には私も賛成できません。

付録として巻末に日本国憲法全文が掲載されています。
大人の皆さんにも是非、読んでいただきたいです。

人気ランキングに参加しています。↓ポチッと応援お願いします!

にほんブログ村


NEW ! 
テーマ:

中央区の聖路加国際病院名誉院長で
102歳になられた今も、積極的に活動なさっている日野原茂明氏が
新しい本を上梓なさいました。

タイトルは「十代のきみたちへ~是非読んでほしい憲法の本」
医者である日野原先生が、なぜ、今憲法の本なのか?

少々長くなりますが「はじめに」から引用します。
”なぜ、医師なのに憲法に興味を持ったのか。
それは、「いのちを守る」という医師の仕事に、日本の憲法が深い関係を持っていると思ったからです。~

勉強すればするほど、私は日本の憲法がすばらしいものであることを知りました。
「いのちを守る」ということについて、これほどしっかりとつくられた憲法は世の中のどこにもないのではないか。そう思うようになりました。~

よく考えずに、その場の勢いだけで憲法を変えてしまい、そのせいで平和が失われたり、命が粗末にされたりするのでは困ります。
日本の憲法は、みんなの命を守っているのだということを良く知って、それから話し合いにのぞむべきだと、私は思います”

100歳を超えた日野原先生が、今こそ子どもたちに伝えたいこと、
それが「命の大切さ」であり「憲法の大切さ」だったのです。
(明日に続く)

人気ランキングに参加しています。↓ポチッと応援お願いします!

にほんブログ村