昨日のNHKクローズアップ現代は興味深かった。
最近若者の間で”シンプルで聞き心地の良い”言葉(ポエムと呼ばれている)が氾濫している。
ニュースで取り上げられていた
居酒屋、介護士、トラックドライバーなど、働く環境が厳しい業界では、
まさに”優しい言葉”で従業員たちのモチベーションアップやチームワークの改善に繋げているという。
その大会でもある「甲子園」と呼ばれるイベントでは
”夢をあきらめない”
”みんなを幸せに”
と言った、ことば(ポエム)を合唱している。
311以降、人との絆の重要性が見直され、この様な動きがあるのは自然だ。
しかし、最近この”優しい”言葉が行政でも使われるようになっているのは危険だ。
例えば、ある地方自治体では、歴史ある街の名前を、”響きのいい”名前に変えようとしている。
自治体が再開発業者と共に進めているというが、
町の歴史を消してしまう、と反発している地域住民も多いという。
あるいは、政策どころか条例の”ポエム化”
響きはよいが、中身が全くない。
国政でも記憶に新しい自民党のキャッチフレーズ「日本を取り戻す」
いつの日本なのか。
どういう日本なのか。
全く説明されていない。
ポエム化の特徴は説明しないことだという。
内容は読み手にゆだねられているのだ。
要注意が必要だ。
”原発ゼロ”が強いメッセージを発しているのは決してポエムではないからだ。
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既得権益と闘う自治体~武雄市の樋渡市長なぜ改革ができるのか?
My Policy Labは”若者と政治”をテーマに定期的にイベントを開催しているが、
今回は「ゲーム×政治2,0」
ゲスト講師が樋渡啓祐武雄市長だった。
武雄市は最近では
民間のCCCに指定管理者として運営を任せている武雄市図書館が話題だが、
莫大な赤字をかかえていた市民病院を民営化して成功するなど、
樋渡市長は“既得権益と闘う市長”として知られている。
1時間弱の講演ではあったが、
多分情報量は普通の2~3倍。
早口と言うのではなく、
準備された資料のビデオ映像、リズム感あるしゃべり、質問には即答。
首長はともすれば失点を恐れる
”何もしないこと”が再選につながる、とも言われたりする。
だが、樋渡市長は違う。
政治は“ワクワク感”がないといけないと、言い切る。
まずは職員を巻き込むのがうまい。
この”ワクワク感”は市長から職員へそして市民へと伝播していく。
なぜ、このように次から次へと変革ができるのか?
”まず、決断。そして修正しながら進んで行く”
実行することで見えてくるものがある、という。
樋渡市長の好きな言葉の一つが
ジュリアスシーザーの”人は見えるものでしか判断しない。”
総合計画、長期計画が重要なのではなく
目の前の問題に取り組んで1つ1つ結果を市民の目の前に出している。
数字のうえでも結果が出ているのだから説得力がある。
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