小泉元首相の「脱原発発言」が話題になっています。


エネルギーの地産地消が進むドイツやフィンランドの「オンカロ」という最終処分場を視察して思いを強くされたようですね。


“そもそも今、人類がゴミを埋めても10万年後まで人類がきとんと管理できるのか?”との素朴な疑問。



みんなの党は、ずっと「2020年代の原発ゼロ」を公約しています。


掛け声だけの原発ゼロではありません。


福島の原発事故では原発の3つの神話が崩れました。


3つとは、原発の 


安全神話


安価神話


安定供給神話。


以下、ちょっと長いですが江田憲司衆議院議員のブログから引用します。


是非、読んで下さい。


 みんなの党は「2020年代の原発ゼロ」を公約している。あの福島原発事故で、私は原発の「三つの神話」が崩れたと考えている。三つとは、原発の「安全神話」「安価神話」「安定供給神話」だ。

 原発は安くもなければ安全でもなかった。また、100万kw級の大規模電源が電気の安定供給を担っているという神話も崩れた。それは、福島の事故で首都圏をはじめ各地で大停電が起きたことからも明らかだ。
 
 そこで、前述の「発送電分離」で、小規模な地域分散型の電源をあちこちに作っていくとともに、これらを活用して、再生・新エネルギーの導入促進を図っていく、それまでの「つなぎ電源」として「高効率なLNGコンバインドサイクル」を普及させていくことが重要となる。

 米国エネルギー省の公式統計では、原発は既に一番高い電源となっている。原発が11セント/単位であるのに比し、最新鋭のLNGコンバインドサイクルは6セント、CCSといって、CO2を分離貯留する機能をもったLNG火力でも10セントだ。再生・新エネルギーは、ドイツやベルギーのように倍々ゲームでこれから普及促進していく必要はあるが、すぐに今の電力需要を満たすというわけにはいかない。それまでの「つなぎ」として十分役割を果たすのが、このLNG火力なのだ。ましてや最近の「シェールガス革命」でLNGの価格も急速に下がっている。

 「競争原理」で電気料金も下がっていけば、もう、安くもない原発は市場で
自然に淘汰されていく。今まで原発が安いと言っていたのは、本来入れるべき
コストを入れてこなかったためだ。莫大な事故の賠償金、除染費用や廃炉のコスト、核のゴ処分費用等々だ。原発に民間保険がないのは、それだけリスクの高い施設でとても保険理論が適用できないからだ。これで一体、どこが「原発は安い電源」「経済や国民生活を考えれば現原発再稼働は不可欠」なのだろうか。

 特に、「核のゴミ」の問題は決定的だ。原発を動かせば動かすほど、核のゴミが出る。我々の試算によれば、各原発の燃料貯蔵プール、青森六ヶ所村の再処理施設等の余力はあと数年で満杯になる。そう、動かし続ければ核のゴミがあふれかえるのだ。そして、その最終処分場は決まっていない。原発が「トイレのないマンション」と称される所以だ。

 それでも原発を活用すべきという人には、「それでは、トイレのないマンションに住めということですね」「原発ゼロに反対する人は自分の街に核のゴミを受け入れるのですね。そうじゃない筋が通らない、無責任でしょう」等々と問うてみればいい。

 いずれにせよ、今回の参院選で自民党が圧勝するようなことがあれば、原発はどんどん再稼働する、新設さえするという事態が容易に想定される。これも「電力村」「原発村」から多大なカネと票をもらっている自民党の宿命なのだ。「脱原発」は、自民党や電力総連から支援を受けている民主党には絶対にできない。(2013年7月8日)


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