【追記】
先日、産屋敷耀哉を陰陽で考察してみた話があり、
産屋敷耀哉は「陽中の陰」という話をしたところ、
「陰陽は陰と陽に分かれるだけでなく、陽中の陰のように中間タイプもあるの」
という質問が続出したので、
もう少し詳しく触れておこう
陰陽は絶対的なものではなく、相対的なもので、
比べる相手が変われば陰陽が変わります。
例えば、男性と女性では、男性が陽で女性が陰とされますが、
男性同士では、エネルギッシュな男性が陽でおとなしい男性は陰というように男性も陰となります。
また、陰陽は互いに循環交流して変化します。
1日の移り変わりを見てみてみると、真っ暗な夜(陰)が突然明るい昼(陽)に替わるのではなく、真夜中過ぎからだんだんと陰から陽が増え始め、徐々に明るくなっていき、朝を経て正午に陽のピークをむかえる。
逆に、昼を過ぎると陽から陰が増え始め、徐々に暗くなり、夕方を経て夜を迎える。
季節も同じく四季の間に土用を挟みながら常に変化しています。
太極図にも表されているように、白い陽の中に黒い小さな陰が描かれ、黒い陰の中りも白い陽が描かれています。
また白い陽部分がどんどん大きくなると黒い陰部分が少しずつ顔を出し、黒い陰部分が大きくなると白い陽部分が顔を出し、
陽極まれば陰が生じ、陰が極まれば陽を生じることをあらわしています。
そして、本題の五臓は陰陽に分かれ、
その臓の働きや有する気血津液により更に陰陽に分かれます。
肝・・・陰中の陽
心・・・陽中の陽
脾・・・陰中の至陰
肺・・・陽中の陰
腎・・・陰中の陰
深いですね~
難解で興味深い
楽しくなってきます