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(*^ー^)ノ
先日の仕事中、
「なんか右足の指がチカチカする
サカムケでもできたかな」
と思って足を見てみると
赤い
腫れている
これってもしかして「しもやけ」
数日前から薬局で仕事中足が冷えており、
暖房を強めても頭ばかりが温まり、足元はちっとも温まらないと思っていましたが、
もともと暑がりのわたくしは、あまり気にもしていませんでした。
そしたらコレ↓
わたくし普段から、
パソコン作業で眼の疲れがはげしく、最近老眼の進行がひどいためm「枸菊地黄丸」という補腎の漢方に目に良いとされる枸杞子と菊花を合わせた漢方薬とを服用しており
それにプラスして、
鍼灸師の先生と一緒になる勉強会の時に何度か指摘されている脾虚肝実瘀血タイプで瘀血があるらしく
どうやら小学校1年生の時に大きな事故にあったことを引きずっているらしい
あまり自覚はないのだが、小学校1年生の事故以後本調子のことが無いと指摘されたときには、自分でもちょっと笑っちゃいました
なので数年前から桂枝茯苓丸という駆瘀血剤を続けています
(瘀血というのは血の滞りという東洋医学の考えで、駆瘀血剤は瘀血を改善するお薬のこと)
漢方で「しもやけ」といったら、まず「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」といわれるほどお約束の薬があります
当帰四逆加呉茱萸生姜湯は、肝に蔵している血の様の働きが不足して、肝が弱り、肝虚陽虚という状況を起こした時に用いられる漢方薬で、
どちらかというと、暑がりで、のぼせやすいわたくしは飲んだことが無いお薬です。
同じ肝の弱りでも、血の中の陰の働きが不足して、肝虚陰虚の状態を起こした時に用いられる「加味逍遙散」は、
わたくし忙しくてのぼせたり、焦りや緊張、イライラしてきたときに飲むと、スッとのぼせが下がり効果を実感します
もう一つレイノー病・しもやけは腎虚証の症状ともされており、
六味地黄丸や、
六味地黄丸に桂枝と附子という生薬をプラスした八味地黄丸で改善される方がおられます。
どちらかというと わたくしは、肝虚陽虚よりは腎虚陰虚のタイプだと思われるのでこちらの方が合いそうでえすが、
上記したように、わたくしは日頃から枸菊地黄丸をのんでいるのでいます。
冷えているので附子が必要なのかもしれませんが、
今回は、
人生初のしもやけに、
人生初の当帰四逆加呉茱萸生姜湯
を試してみることにしました
するとどうでしょう
飲んで数十分で
「あれ!痒くない!!」
その後あと2回ほど服用し、
その後は服用を続けることも忘れているうちに、
赤味も腫れも改善しました
とても肝虚陽虚寒証とは思えない時分ですが、
肝虚タイプであることは以前から自覚済みです。
肝虚陰虚熱証タイプの者は、
疲労度合い、ストレス度合い、生活習慣の乱れなど様々な負担の中で、
陰陽を行き来することもあるため、
今回は肝虚陽虚寒証になっていたのだろうと勉強になりました
【教訓】
「人生初のしもやけは、経験者からお聞きしていたようにホントに痒い」
このたびの経験が、また患者さまのおお役に立てるよう学び続けていきたいと思います
馬場薬局