世界をまっ2つにした理論は、自然のいとなみをもまっ2つ…について書きました。【自然の陰陽】 | 漢方相談の馬場薬局 福岡西新店 店長ブログです。          漢方で「皆さんの健康を応援します('-^*)/」

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福岡 西新 漢方相談 馬場薬局 の 内田です。

 

 

今回も「陰陽」の続きです。

 

今まで書いてきた内容に、

「自然の変化に従って生活すれば健康でいられる」

という考えがありました。

 

 

では、自然の変化とはどんなものなのでしょうかっていうところを書いてみます。

 

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今まで書いたところを、もう少し詳しく書くので、重複していたり、分かりづらい言い回しが増えると思いますので、読み飛ばしてくださいねっ‼

 

 

 

 

前回も書いたように、

1日で見ると朝昼が陽、夕方夜が陰

1年で見ると春夏が陽、秋冬が陰

と、陰気や陽気は増えたり減ったりしながらグルグルめぐっています。

 

 

 

東洋医学の古典「素問」を見てみると、

 

故積陽為天、積陰為地。 陰静陽躁、陽生陰長、陽殺陰蔵、 陽化気、陰成形。 寒極生熱、熱極生寒。 寒気生濁、熱気生清。清気在下、則生飧泄、濁気在上、則生部[月真]脹。此陰陽反作、病之逆従也。
故清陽為天、濁陰為地。 地気上為雲、天気下為雨。雨出地気。雲出天気。故清陽出上竅、濁陰出下竅。清陽発腠理、濁陰走五蔵。清陽実四支、濁陰帰六府。
水為陰、火為陽。陽為気、陰為味。味帰形、形帰気、気帰精、精帰化。精食気、形食味、化生精、気生形。味傷形、気傷精。精化為気、気傷於味。
陰味出下竅、陽気出上竅。味厚者為陰、薄為陰之陽。気厚者為陽、薄為陽之陰。味厚則泄、薄則通。気薄則発泄、厚則発熱。 壮火之気衰、少火之気壮。壮火食気、気食少火、壮火散気、少火生気。気味辛甘発散為陽、酸苦涌泄為陰・・・。

 

とあります。

 

とありますって言われても・・・って感じですよね!

(; ̄ェ ̄)

 

 

解説すると、

陰陽の場所や時間には、それぞれ陰気・陽気があり、それぞれが働き、互いに影響しあっています。

 

陽の集積したものが「天」となって表れ、

陰の集積したものが「地」として形づくられている。

 

陽は「動的」で「熱性」で、「上り広がる」性質があり、

また、「気」としての働きがあります。

陰は「静的」で「寒性」で、「下がり縮む」性質があり、

「物質(モノ)」としての働きがあります。

 

陽は「発散」の働きをし、陰は「収斂」の働きをします。

 

陽は「発生の源」で、陰は「養育の根本」とされています。

 

陽を太陽の光とすれば、陰は地下の栄養素にあたり、成長の本となり、

そのため「陰は蔵す」「陰は形を為す」といわれます。

 

陽はモノの「気」の働きとなり、陰はモノ「姿」を形作ります。

 

なんだか ややこしいですが、

なんとなくイメージはつきますよね!

(^◇^;)

 

 

天地の間では、

陽は清なるもので天であり、陰は濁なるもので地であるとあります。

 

熱を帯びた地の気は上昇して雲となり、冷気を帯びた天の気は下降して雨となる。

 

これは、雨として大地に降った水(陰気・地気)が天の陽気の働きを受けて、蒸発して天へ上って雲となり、また陰気の働きを受けて雨となって地上へともどる、

 

水は陰気や陽気の力を受けて、モノとなったり 気となったり形を変えながら、水自体も陰となったり陽となったりして自然界を循環している。。。

 

陰陽は固定的なものではなく、絶えず交流し変化するっていうことです☆

 

陰である寒が極限に達すると、一転して陽である熱を生じ、

陽である熱が極限に達すると、一転して陰である寒を生じます。

 

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これを人体にあてはめると、

清である陽は首から上に穴から発散され、濁である陰は下半身の大小の穴から出て行く。。。

陽は表(皮膚)を充実させ、陰は五臓に入り精として働きます。。。

d(^_^o)

 

って、また長くなってきましたしたので、

人体の陰陽については、また次回書こうと思います。

( ̄▽ ̄)