いつも見ていただきありがとうございます!!
福岡 西新 漢方相談 馬場薬局 の内田です。
先日から、
「で、漢方の相談薬局って何をするの?」
って 数名の方からたて続けに質問をいただきましたので、
それについて書いてみたいと思います。
働いている自分は、毎日のことなので当たり前になってしまっていますが、
確かに病院でもらった処方箋を持って行って薬をもらう調剤薬局とも、
欲しい薬が決まっていて、自分で棚からお薬を持ってきてレジに並ぶドラックストアタイプとも違う。。。
どちらかというと昔からある 薬局の裏に家がくっついていて、おじちゃんとおばちゃんがやっている薬局、
病気をしたら、その薬局に行って症状を伝えて薬をもらったり、
近くのおばちゃんたちが集まっていてなんてない話をしているような薬局
っていうのがイメージ的には1番近いかも‼︎
簡単に言うと、相談に来られる人の病気や症状を聞いて、その人にあった漢方薬を飲んでもらうのがわたくしたちの仕事です。
相談に来られる方たちは、何らかの病気や症状で困っていて、
それをどうやって治せば分からない、
なかには、病院に何件も行ったけど治らず、あとは漢方薬ぐらいしか思いつかなかったという人もおられます。
相談内容も多種多様で、
高血圧や糖尿病、脂質代謝異常、痛風、癌、緑内障、白内障、
副鼻腔炎、後鼻漏、花粉症、鼻炎、喘息、
アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、
膝痛、腰痛、肩こり、神経痛、
風邪、咳、下痢、便秘、
子宮筋腫、内膜症、生理痛、生理不順、不妊症、
肥満、冷え性、不眠、耳鳴り、難聴、頭痛、めまい、
冷え症、ほてり、多汗、更年期障害、
イライラ、やる気が出ない、人に会いたくない、集中力低下
などなど、書いても書いてもきりがありません。
中には聞いたこともないような病名で相談を受けることも!
そんな時には、正直に
「初めて聞く病名です。どんな病気か調べさせてください。」
と言って、ネット検索でどんな病気なのかを確認させてもらいます。
「初めて聞く病名でも薬作れるの?」
って思われるでしょうが、
漢方薬を差し上げる基準となるのは、東洋医学の考えで、2000年以上前に作られたものです。
なので、上に書いた病名などはまだなかった時代→病名自体はあまり関係ないのです。
一応、その病気で体の中で何が起こっているのかは知ってるにこしたことはありませんが、
薬を選ぶにあたり、重視するのは病名よりも体質です。
東洋医学っぽく言うと、
主訴として訴えられる病症(病気や症状)は、寒熱を受けた病位、臓腑経絡によるもので、それを四診法によって、どの病位、臓腑の気・血・津液が虚したために寒熱が発生したかを検討します。
四診法とは、望診、聞診、問診、切診と言われる、
四診法とは、望診、聞診、問診、切診と言われる、
見たり、聞いたり、嗅いだり、質問したり、触れたりしながら治療法を見い出す4つの診断方です。
(わたくしたち薬剤師は、患者さんに触れることはできないので四診のうち切診ははずれます。)
それをもとに陰陽、虚実、
気・血・水
五行説
などの東洋医学の考えをフル動員してその方にあった漢方薬を決めていきます。
どんどん長くなってきましたし、
どうも話がまとまらないので、
今日はここまで!
また少しずつ漢方の話もしていきたいと思います。
(^人^)