昨日から気温が下がり、
今日も天気はいいけど、冷えています。
この寒さのせいか、今朝起きたら咽が痛い
(ノ_-。)
風邪かな…??
悪寒や発熱などの、他の症状はまだないので、
甘草湯を飲むことにします。
甘草湯は甘草1種類だけでできた漢方薬です。
甘草は、皆さんのよく知っている葛根湯をはじめ、多くの漢方薬に含まれる生薬で、
脾を補い、気を益す。
熱をさまし、毒を排出する。
肺を潤し、咳を止める。
などの作用があります。
古典には、味甘平、緩和を主として逆をめぐらす効あり。逆とは正に反する事なり、めぐるとは元に戻る事なり。故によく厥を復し熱を消し痛みを和らげ煩を治す。
とあります。
(・ω・)b
今回は咽の痛みが症状なので、
甘草の甘味の緩和作用で、痛みを取りたいと思います。
本来、甘草湯の甘草は炙らないものを使わなければならないのですが、
ちょうど在庫が切れていて、
炙った炙甘草しかなかったため、
炙甘草で代用します!
(ちなみに、炙らない甘草は清熱解毒の力が強く、炙った甘草は補中益気の効能が強くなります。)
そして、本来煎じなくてはいけませんが、
痛い時にすぐ使えるように、
熱湯をかけて飲むことにしました。
お湯に数分浸して飲む簡単な方法ですが、甘草の甘味が咽喉を通りながら痛みを和らげていく感覚を覚え…
その後痛みが楽になりました◎
甘草湯は、咽痛、歯痛、痔痛、胃痛など様々な疼痛に使われ、
外用として、痔や打撲に煎じ液を湿布で使うこともできるので、知っておきたい生薬です!!
(-^□^-)
ただ、摂り過ぎや、体質に合わない人は、浮腫みや胸焼けを起こすことがあるので、分からないことがある時は、相談してくださいねっ!
(*^ー^)ノ