中国の笑い話「善人のオナラはくさい」 | 湖南省で日本語教師

湖南省で日本語教師

湖南省の某所で日本語教師をやってます。専攻は中国語で、まだまだペーペーですが頑張ってます。

 最近は、≪中国历代笑话精选≫という中国の歴代の笑い話の中でも選りすぐりのものを集めた本を読んでます。どれも短く、しかも英中対訳なので、英語の勉強にもなります^^v 

 どれも腹がよじれるほどは面白くない(笑)ですけど、「ふふっ」程度には笑えます。今回はそのうちの一本を紹介。日本語の訳は、僕がやってみます。


“臭味才来”

某清客善于拍马奉承。

一天,主人放了屁。他听见后,故意问道:“什么响了一下?”

主人说:“我放了个屁”

清客说:“不臭,不臭!”

主人说:“好人的屁应当是臭的,要不臭就不好了。”

清客马上用手在自己的鼻子前扇了扇,说:“臭味才来,才来。”


【語句解説】

清客:中国の戦国時代に、貴族の家で養われた才能のある人物で、主人を助ける役目をする人物。


かんの@中国語翻訳の訳

「臭くなってきましたぞ」

おべっかに長けたある食客がいた。

ある日のこと、彼の雇い主がぷっとおならをした。それを聞いたこの食客は、わざと「何か音がしたみたいで?」と訊いた。

「余の放屁だ」と雇い主がいうと、

食客は「臭くない、臭くないですぞ!」と言った。

すると雇い主は、「品行正しき人間の屁は、臭くあってしかるべきなのだ。臭くないのなら、それではまずい。」と言った。

食客はただちに、手で自分の鼻の前をすっすと扇ぎ、「臭くなってきた、臭くなってきましたぞ」と言った。




どうですか?弁解しても、時すでに遅しって感じですが・・・それにしても「善人のおならは臭い」って誰がいったんですかね^^;