論文を書いてる間に休憩がてら、昨日内山書店で見つけたある小説について・・・
みなさん「人肉捜索」って中国語知ってます。
人肉捜索:ネット上において人力で何かを探し、解決する行動のことを指す。
ネットより引用
昔、僕がよく好んで見てた中国中央テレビの“経済と法(经济与法)”っていう番組でこの人肉捜索のことを取り上げてたんだけど、改めてインターネットの恐ろしさを感じました。どこが恐ろしいかというと、ネットと人力を使って一個人を特定し、その人に関するプライバシー全てをネットに曝け出しててしまうという所にあります。
人肉捜索に関する事件で、中国で前にこんな事がありました。
ある一人の中国人女性が、猫をハイヒールで虐待している動画をネットにアップしました。それが中国のある“网民(ネットユーザー)”の目に触れ、その動画を中国全土にばら撒き、全中国の“网民”の力でその女性を特定するというものです。その動画には、女性の顔は映っていなかったのですが、その動画の背景の景色などから場所を特定し、たったの5日でその女性を特定。
結果、不特定多数の人がその女性の家に押し掛けたり様々な「罰」を与えられ結果的にその女性は社会的に抹殺されてしまいました。
それで、その人肉捜索について書かれた小説というのが、この本です。日本語版は出ていないようですね・・・。中国ではベストセラーらしいので、春休みにでも読んでみたいと思います。
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