翻訳してみよう vol.7 ~切れ端編~ | 湖南省で日本語教師

湖南省で日本語教師

湖南省の某所で日本語教師をやってます。専攻は中国語で、まだまだペーペーですが頑張ってます。

世間はすっかりクリスマスムード。そんな今日僕は用事を済ませたり、授業があったりと下界の様子を探る暇さえ与えられませんでした(泣)先輩たちがそろそろ修士論文の提出なので、そのお手伝いです。ゼミ一同、一丸とならねばなりません!!、が今日は全体の半分しかきませんでした( ´(ェ)`)


では今日のお題です。



「わけあり商品」



ネットなどで話題の、スイーツの切れ端などを初めとした「正規の商品とするには難有りであり、廉価販売された商品」のことです。「わけあり」とは何とも不思議な響きで、例えば友達が「俺、あの子とちょっとわけありでさ」なんて言われた日には、「どんなわけがあるんだろ?」と好奇心(探究心?)をくすぐるはずです。



これは中国語だとどうなるのでしょうか?



例えば



有些理由品、有些问题品



・・・すごいです。こんな値札をぶるさげた商品があったら、お客さんは「隐藏着什么秘密呢?」と、怪訝な目で見てくることでしょう。



ここで上に挙げた、わけあり商品の説明からキーワードを引っ張ってきましょう。まずは「難有り」。これは、“瑕疵”とし、“問題”の傷口をなるべく狭める表現とします。



では



瑕疵品



という訳ではいかかがでしょうか?スーパーでも人々から「何でそんなん置いてあるんだ?」と、変な顔で見られ買ってもらえないでしょう。



ここで、もう一つのキーワード、「廉価」を持って来ましょう。商売品らしく“特价”とでも訳しておきます。



瑕疵特价品



これならお客さんに買ってもらえそうです。必要な情報を、なるべく少ない言葉で表現することが中国語翻訳のコツなのかもしれません。