いつもはお決まりのように、慣用文句でお断りをしていることですが、丁度ぴったりとどつぼに嵌まることがあるもので、とんとん拍子にことが運ぶことを経験しました。

なにかと勧誘が多いのですが、いつもはあっさりとお断りをしてきましたし、特に新聞の勧誘が毎日のように入れ替わりされてきました。

先代からの読み慣れている新聞を、気分転換に変えてみようと思ったのはつい最近のことですが、なかなか機会がなくてそのままになっていました。

家庭の事情もあって新聞購読を止め様かと考えて、たまたま購読の契約延長に見えた勧誘員に、ふんぎり良く思い切って購読中止を伝えました。

我が家にとっても画期的なことで、半世紀は優に超す購読期間を止めたのですから、我が家の10大ニュースに入るできごとになりました。

以外にも淡白な人間ですから、そうしたことには全くお構いがなく、すっかりそのことを忘れていたのですが、時の巡りあわせはあるもので、じつに愉快な出会いができました。

ちょうど外出から帰ってきて、事務所に入ろうとしたら、黄色いジャンパーを着た方がピンポンを押してくれました。

聴けばちょっとばかり気掛けていた新聞の勧誘員で、長年購読してきた新聞とかそのライバルになる新聞の勧誘は、しつこいほどの品物を景品にして、くどい勧誘を繰り返していたのです。

呆れる無意味な拡販競争で、門前に洗剤とかお米とかを山積みにして、契約書に押印をするように勧誘をしてくる姿勢が嫌いになって、その勧誘だけで生理的に嫌悪感をもってしまいました。

そうした嫌悪感を引きづりながら、たまには全く違った新聞購読もどんなものかと、内心で興味が湧いてきて、ご近所でも購読者が少ないであろう新聞を、何気に意識をしていました。

それは、インターネット検索等でニュースを参考に閲覧をすると、結構提供ニュースの新聞社名が気になっていて、一度紙面を購読してみたい欲望が、自然に高まってきていたように思います。

新聞を変えてどれほどのインパクトがあって、どのような変化があるのかが気になるのですが、そうした気分転換を思慮していた時に、まったく拡販に来なかった気にしていた新聞に勧誘をされたのですから、実に不思議な経緯を思ってしまいます。

ほんとうにグッドタイミングの拡販来訪であり、その不思議な出会いに感激をしてしまい、半年の購読契約をしたのですが、その見返りでしょうか、拡販御礼に商品券を頂くことができました。

拡販景品で購読獲得をする時代は終わったのでしょうか、同じ拡販プレゼントを受けるにも、商品券であれば使用する範囲に多様性があって、どこのお宅でも大歓迎するのではないでしょうか。

何よりも長年気にしていた新聞が、どうぞ購読してくださいと我が家に訪ねてきてくれたのですから、どうした按配かもわからないまま、天恵としてごく自然に受け入れてしまったのです。

驚いたのは拡販員のほうで、すんなり拡販契約ができたことが、とんでもなく嬉しいことの様子がダイレクトに伝わってきて、純粋に感激をしている様子は初々しく、晴れがましく手続きをしてくれました。