何ヶ月か前のことなのですが、車に同乗していた知人と、ある予定を相談していた時に、その日は子供達が集まってお祝いをしてくれるから・・・・他人事のようにして話をしてくれました。

当然のことですが、何かあるのですかと聞き返した時に、ご夫妻の金婚式に子供達が集まってお祝い事があるのだと、まったく世間話の一端で聞かせてくれました。

ご本人は家族の出来事と思い、気軽に口にした言葉でしたが、聞き及んだ身からすると、黙っているわけにもいかなくて、車の中では、おめでたいことで好かったですねと、世間話のように受け答えをしておいたのです。

その時の模様を家人に伝えたら、金婚式を御夫婦お元気に迎えられる人は少ないそうで、こっそりとお祝いを届けてあげましょう、と我が夫妻の結論になったのでした。

さてさて金婚式に差上げる贈り物は何が適当なのでしょうか、夫婦して思案をしていたのですが、その聞かされた記念日も近付いてきて、夫婦して相談の結果決まったことは、綺麗なお華をプレゼントすることになりました。

おめでたい金婚式であれば、それなりの胡蝶蘭を奮発してあげましょうと決まり、機会があるたびにデパートや近くにある花屋さんで下見をしていましたが、なかなか気に入った値段と華がなくて、記念日にはまだ日にちがあるからと、ノンビリと構えていたのでした。

日々悠長な考えでいたのですが、昨晩に何気に観たネットの中で、素晴らしい胡蝶蘭が生産者から直送されることを知って、早速問い合わせをしたところ、廉価でラッピングからお祝いメッセージカードや、送料までもがサービス期間になっていることを知りました。

商品案内写真に載っている見本を見ても豪華ですし、さぞかし届いた胡蝶蘭をみて、その豪華さに圧倒されてしまい、不意のお祝いとあわせてご夫婦を驚かせてしまう様子が窺えてきて、今から余計な詮索と心配をするほどでした。

この知人のご夫妻からは、日頃から何かと気に掛けてくださって、つい先日には、家人の還暦のお祝いをわざわざ届けに来て頂き、こちらが恐縮してしまったのですが、そのお返しと言っては索漠としてしまいますが、心ばかりのお祝いをさせて頂くことになりました。

誠意に金額は関係ないと思っていますが、家人が還暦に頂いたお祝いを考慮して、尚且つ、温かな気配りをしてくれることが、何よりもありがたく感謝をしているところでした。

贈る胡蝶蘭の金額ではなく、心をこめてのお祝いできる気持ちになれる我が夫婦が、素直に嬉しく思ってしまいます。

まったく不意に還暦のお祝いを届けて頂き、声をあげて感激をしてしまった家人も、ネットで選んだ豪華な胡蝶蘭が、金額以上の感動を受け取ってもらえると、自信をもって笑顔になってくれましたことが、身内としても何よりの喜びに感じてしまいます。

夕刻には専門店からのメールが届き、添付写真には着飾ってお嫁に行くような胡蝶蘭が、綺麗なラッピングとメッセージカードを背景に、誠に豪華で綺麗に写っていました。

何よりも、人様への心を込めた気配りができる、我が家族に乾杯ができて嬉しくも、我が家の財政が最悪であっても、家計が困窮していても、人様が喜んでくれることに気配りができて、貴重なお金を活用できることに喜びを感じられるのです。

我が家が難儀を抱えていても、義理を欠くことなく豪華絢爛なお祝いの胡蝶蘭が、我が家の活況快復の祝い華とさせることも、お祝いの役目を果たしてくれることを期待して、明後日は大きな笑顔が両家で花開き、笑い声が明るく響くことを願っています。