頭脳明晰にすばらしいリーダーの資質を発揮して、立派に会社経営をされていらっしゃる友人は多くいらっしゃいますが、その経営手腕も手法も様々に見受けられます。

その殆どは、経理上の成績を向上させる方が多く、当然のこと経営数字の成長度に目が行ってしまい、対前年比の売り上げ比較だけに頭を遣っているようですし、決算書作成からして、数字だけが重く強い意味合いを持っています。

先日来カバンの中に入れて、時間を見つけて読み込んでいる本があるのですが、伊那食品工業の会長である、塚越 寛さんが書かれた「リストラなしの、年輪経営」なのですが、社員を大切に幸せにする気風に惚れてしまいました。

毎朝パソコンを開いて一応の用事が済んだ跡に、必ず開くホームページがあるのですが、パナソニック松下幸之助さんの一日一話と、伊那食品工業のページなのですが、多くの気付きと人心の学びをさせてもらっています。

今の時代は、なにかと全てに競争原理を取り入れて、右や左の数字だけの競争が評価されて、経営者や社員の品格がもつ優しい心が、消し去られてしまっている現状に、改めて警告と学びをさせてくれる言葉です。

松下さんも塚越さんも人を大切に扱うことに長けていて、心の交流を重んじる思考は同じですし、社員を責めない優しい経営者として、いつも社員と正面で対話をされていて、精神的な満足にむけて励んでいます。

会社経営も、社員を育てて地域社会の為に貢献する経営を目指して、究極は社員が喜んで率先してくれる社風であり、会社内外の掃除から管理は、自主的な運営に任されているようです。

人を信頼することから、会社の警備員は必要としないことから始まって、自然環境の保護とか、木の年輪があるように、一気呵成な成長ではなく、自然流の成長を目指す経営方針が、実に見事であって羨ましいものです。

家族型経営を基本として、なんでも分かち合いながら、助け合いながら、信用をし合って、経営を目指す姿勢は、最終的な理念が社会貢献ですと、社会の中に溶け込んだ伊那食品に、衒いなく自信を秘めています。

納税の価値観からして違って、会社の法人税を高額に納めるのでなく、利益があれば社員への給与を増やすことにして、源泉所得税として社員から社会に還元する方法を薦めています。

言われて理路整然と理解はできるのですが、なかなか即実行は難しく、書籍一冊分の感銘ごとは、数多くの学びと課題を与えてくれました。

久しく松下幸之助ファンとして書籍や講演会を通して、教訓を得る学びをしていましたが、加えて、塚越寛ファンとして、できることから学び取りと実践実行
をしていきたいものです。

気になる言葉とか、メモを必要とするページは、角を折り曲げているのですが、そのページが沢山できてことが至福になって嬉しく思っています。