何ヶ月ぶりかで掛かりつけの歯医者さんに行ったら、スタッフが一人増えていて、患者さんが引っ切り無しに待合室から診察室に出入りし、沢山の患者さんから信頼され、親しまれている様子が伺えました。

女医母娘なのですが、お互いに開けっぴろげで遠慮会釈ない会話が面白く、家庭的な診察室は治療の回転が効かなくて、診療予約がほぼ遅れているのが毎回のこととなっています。

母先生の癖は患者さんの切り替え時に、娘先生の癖は待合室に来て、気分転換と思われる世間話をされるのですが、患者さんの家庭の中まで入り込んだ井戸端会議には、ほとほと早く治療をして欲しいと願ってしまいます。

治療する患者さんは一面ガラスを通しに座って、手入れの行き届いた前庭の木々を楽しめるのですが、治療椅子に座っての待ち時間にはすっかり目の保養ができて、歯の治療が億劫にならないくらいの、リラックスした気分が味わうことが出来ます。

そんな関係で予約時間から遅れること1時間余りを待ってから、治療に取り掛かってくれたもので、出かける前の想定どおりに読書が捗ることができました。

今日は何の本を持って来たのかと、口癖の切り口上で訊かれるのですが、急ぎの用事が無い時には、こちらも心得たもので、待たされた時間分の交流を心得て話をすることとしています。

今回持参した月刊到知誌の、10月号の記事を紹介してあげたのですが、今月号の特集は、心学のすすめとして、様々な方の対談集となっていて、たくさんの学びごとを得ることができました。

とくに誰とのことは無いくらいに、掲載されている記事からは、赤ペンのラインが引っ切り無しに引かれるがごとく、全ての行間から人の大切な心の持ち方や、生かされ方を学ぶことができました。

天与からの恩恵のなかで、前世を顧みて反省と償う自然な心構えは、きっと現世で慶事となって実現できる、ものの考え方は新鮮に感じとれました。

詫びる心、感謝する心、喜びの心、いつもいつも感動を得られる素直な心で居ることが、自然結果的に、自身の恵まれごとに結びつくことを知りました。

こうした概略を大雑把に伝えてみたのですが、女医さん曰く、忙しさに感けてついつい感性が鈍ってしまっていると嘆いていましたが、弁解じみた言葉よりは、いつも母娘が話をしている、開けっぴろげでざっくばらんな意見交流が一番ですと伝えました。

先日駅前にある銀行のATMで、引き出したお札を数えながら、頭の上にかざして深々と頭を下げていた人の様子を話したのですが、今ほどお金の有り難さを分かっている人が少なくなっていることを、二人して納得をしていました。

何事でも感性を豊かにしていくことで、心を学びとる心学を心得る良き機会として
、学び取りの大切さを味わっていこうとなりました。