ご自身の人生を賭けたといっても過言でないと思われる情熱をもって、純粋に取り組んでこられた役目の一つに、ロータリー・クラブの奉仕活動がありました。

30歳代半ばで入会してからは、お仕事と同じように熱意をもって、毎日のようにロータリーを思いつめていられたと、その愛することに誇りと喜びを語り伝えてくれたことが、今になっては懐かしく思い返されてきます。

うちのクラブを作った初代会長の方が亡くなって、今年で3年が経つのですが、亡くなる直前のことふと天を仰ぎながら、私に向かって言った言葉がありました。

うちのクラブが拡大して生まれた子クラブとその孫クラブは何クラブになるのかな~、と聞かれても咄嗟には返事ができなかったのですが、親子孫の縁戚関係クラブは全部で6クラブになって、総勢会員約200名が年に一度だけ一同に集って、楽しく語り合える有意義な会合にしたいと発案されたのでした。

以前からうすうす御身体が優れないことを知っていましたし、奥様から厳しい容態をお聞きしていましたので、どのような対応をすれば良いのか、仲間が集って急遽相談をさせてもらいました。

本当に急な提案でしたが、各クラブから快諾をえられて、まさしく圧巻のクラブ旗6枚が飾られた合同例会開催でしたが、その時の感動の余韻が今も頭の中で興奮をしていますし、早いもので創立順に開催されて3回目が終えることができたばかりです。

30数年前は今と違って時代背景が良かったのでしょうか、入会の厳しい制約があってもクラブの会員も増強の勢いがあって、クラブの数は拡大され、なおかつメンバーが増強されていった、非常に活力がみなぎっていた時代に、強いリーダーとしてその手腕を遺憾なく発揮された時代であったようです。

ご自身が先頭になって新しいクラブを拡大して初代会長として活躍し、30年間に3クラブを拡大させましたし、孫クラブの責任者として熱い情熱を傾け、お元気な頃は常に各クラブを訪問することが楽しみで、殆どご一緒のお誘いを受けて同行してきました。

ご自身が積極的にロータリー活動を啓蒙されて、関係するクラブにも進んで参加されて指導をする姿は、今の時代にはあまりお目にかかれない存在となりましたが、どこのクラブでも会員減少のなか、ロータリー活動の原点を探り、よきリーダーを求めている現状のロータリーには貴重な存在の方でした。

書ききれない思い出が沢山ある方なのですが、時間と言う魔物は記憶と感動を薄れさせてしまいますし、更には新しいメンバーにとっては、この方の存在を知らない方も出始めて、少しばかり合同例会の軌道修正が必要となる時期がきたようです。

生前にお世話になったご縁が深いからこそ、この方への思いが強くあって、合同例会の陰りに心配をしているのですが、やはり独立した各クラブメンバーからすれば、自クラブ自体が一番大切で楽しい空間なのだと推察しています。

生前は何時もご一緒させて頂き、様々な教えを頂いた立場から、是非意義ある合同例会を確立させたいと、今夜関係するクラブから2名を集って頂き、相互訪問時のビジターフィーの無料化とか、記念事業化とか提案をさせて頂き、ご遺志を引継いていくための相談をさせていただきます。

深いご縁に繋がれて、いまこそ恩返しと、執念を護るための実行を引継いでいくつもり
です。