22/4/5 鹿戸厩舎
5日は軽めの調整を行いました。
「先日は良い走りをお見せすることができず申し訳ありませんでした。
レース直後に異常は見られなかったものの、その後の様子を競馬場の厩舎で見ていたところ、ゲートで暴れた際にぶつけたと思われる右目の上から額にかけた部分に腫れが出てきました。時間の経過とともに腫れが強くなってきたので心配したのですが、他に異常がないことを確認したうえでひとまず阪神競馬場を出発し、翌朝4時半ごろに美浦へ到着しました。
その後改めて様子を確認したところ、そこの部分の腫れは引いてきたのですが、今度は右目の瞼あたりにあった傷が腫れてきました。今朝改めて確認すると腫れはまだ残るものの、痛みのほうはだいぶ治まってきました。この間も体温の上昇はさほどなく、カイバ食いもいいので、強い打撲による一過性の症状と見て良さそうです。
レースをふり返ると、スタート前に牝馬に反応していたという話がありましたし、1週前の動きにも重さがあったのは事実なので、敗因をひとつだけに絞ることはできないと思いますが、ぶつけたことにより軽い脳震盪状態にあったためにいつものようなパフォーマンスが発揮できなかった可能性も考えられますね。アクシデントについては致し方ないにしても、コンディションや、今回無事にこなしたとはいえ輸送など改善の余地があるのも確かなので、そのあたりのことを踏まえて次回対策を練っていければと思っています。
早ければ木曜日あたりに放牧に出すことができるかなと思っていますが、状態次第で判断していきます。天栄でも改めて状態を確認してもらう予定で、私も現地へ行って様子を見てきます。そして、話をしながら今後へ向かっていければと考えていますし、対応可能な状態ということになれば宝塚記念を目指していたいと考えています」
(鹿戸師)
22/4/6 鹿戸厩舎
「引き続き慎重に様子を見ていますが、ストレスもあってか以前あったような腹痛の症状を見せました。すぐに治療したところ落ち着いていますので問題はないですが、こういう様子を見ていても繊細なところはまだ抱えているということがわかりますので、次回の調整時も気を付けて接していきたいと思います。
目の腫れのほうはだいぶ落ち着いてきまして、獣医さんからもひとまず今回の治療は今日で終わりという話でしたので、明日の体調を見て問題ないことを確認したうえで天栄へ移動させたいと考えています」
(鹿戸師)
ゲートにぶつけた箇所が腫れてきているようです。
やはりダメージはあったので、この一戦は苦々しいものであると同時に競馬の難しさを改めて実感した一戦でした。
今後は休養を挟んで宝塚記念を目指します。
大阪杯の結果がこの仔の実力とは思っていませんから、巻き返しに期待します。
まずは心身のケアを第一に進めてもらえたらと思います。
お疲れ様!
(^^)/
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