理念なき利益は犯罪。利益なき理念は寝言。 | 八百鮮ではたらく社長のブログ

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「株式会社八百鮮」社長。

感動ある人生を生きるというのは僕の人生のテーマ。


会社の理念は「感動ある人生を共に生きる。」としてある。

では一体感動とはなんなのか??

僕は感動したいと思って創業した。そんな中学生みたいな創業あるのかと笑われるかもしれないが…一回きりの人生でいかに深い感動体験をできるかどうかが人生の価値を紡いでいる気がしてならない。

感動とは人の成長を肌で感じた時に得られるものではないかと思う。
又は、仲間の一生懸命(本気)の姿。
又は、感謝された時。

その全てに必ず相手がいる。感情移入を除けば自分一人で感動することはない。
心が動く時には必ず相手との関係性が存在する。
この仕事は人と人との関係性が全てなので世界で一番感動に近い職種だと思っている。売っているものは体の中に入れるものだ、まさにまいにちが本気の真剣勝負なのだ。

僕の中の感動は、「八百鮮でよかった。」と言ってもらうこと。その一言はどんな売上よりも嬉しい。そう言ってもらえるようにと思って仲間に対しても、取引先に対しても、お客様に対してもつくしているつもりだ。ゴールのないレースだと思っている。

この理念は創業時から変わっていない、もっと言えば、感動したいという欲求は大学の頃から変わらない自分の衝動みたいなものだ。社会に出ると利害関係こそ全て。自分の得を先に考えるものだ。でも僕は自分の人生の中で貴重な体験をいくつかする中で、自分が尊敬するような素敵な方たちは損得勘定で物事を判断していない気がしていた。
普遍の真理のようなものがあり、常に人のために社会のために判断をする。そに人たちは人生を豊かに生きておられる。自分の得より先に「何のために生きているのか」を先に考えている。
僕はそういう生き方を目指しているのだろうと思う。

社会に出て、組織に属すれば、本気で感動のためだけには生きられなくなるものだろう、だから起業という道を選んだのだと自分では思っている。
そして、感動に向かって走れるような自由で活気のある会社にしようと取り組んでいる。まだまだ、そういう意味では100分の1もできていないと思う。従業員にも相手のため社会のために物事の判断ができる人間に育って欲しいと本気で願っている。おそらくだが、八百鮮のみんなはそういう判断ができる人ばかりだと思う、問題は自分の損得を先に考えないといけないような組織・環境に身を置かせてしまっていることだろう。本来持っている「人の役に立ちたい。」というスイッチを押せる環境を作ってあげさえすれば、人は勝手に育つと思っている。


もちろん会社が潰れれば元も子もない話であり、そこは本当に現実と戦いながらではあるが、僕は感動をキーワードに生きていきたいという気持ちは何一つ変わっていない。

先日、こんな言葉を教わった。
「理念なき利益は犯罪。利益なき理念は寝言。」

寝言にならないように利益も出し、理念の実践もしたい。

そして、みんなが人のために社会のために物事を判断できる環境、つまり感動ある人生を共に生きるための投資をしっかりとしてあげることの重要性を感じている。感動しようと言ってできるものではない、特に、人を増やし組織を強くする過程において「人のお役に立とう」という理念に直結する価値観を共にしていくことが最も重要だと思う。

経常利益の20%〜25%は翌年の「人を増やし組織を強くし理念を実践していくための投資」に充当していくという構想を持っている。まだ仕組みとして実行していないが、そういう会社にしたいかという答えに対して、もっと多くの投資をすることは会社としての色を出すことにも繋がり、なによりも気持ちを形にしていくことが一番従業員に対して誠実なことだと思う。そこに僕の衝動スイッチが存在している。