八百鮮はチラシと広告を一切打たない | 八百鮮ではたらく社長のブログ

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生鮮食材専門店「八百鮮」社長の奮闘記です。
大阪4店舗、名古屋に1店舗!元気に営業中
「株式会社八百鮮」社長。

今日は大阪。

名古屋での仕事が現場から離れられず、毎週水曜日に名古屋での雑務をこなしていると、大阪予定が組めず、2週間ぶりの大阪。

こうして考えると、僕が大阪に来ずとも副社長を始め幹部陣が会社の切り盛りをしてくれていることと、店長をはじめ各スタッフがお店を回してくれていることと思う。この状況は普通にすごいと思う。
社長なしでも滞りなく会社が回っていることはほんとにありがたい。

組織としては強くはないが、個店主義なので、各々の店舗が自主的に運営する仕組みだからこそ成り立っている部分は大きいと思う。

各個店に主導権を握ってもらうということは、つまりは個人への信頼が欠かせない鍵になる。
店長や仕入れを担う仕入れ担当者(チーフ)がいい加減な仕事をする人間であれば、八百鮮のこのシステムは崩れてしまう。
ありがたいことに今期も全店舗売上昨年対比は103%ほど伸びている。
システムは機能している証拠である。
特に九条店や此花店は各チーフが20代という入社して2〜4年くらいの若手が店を回している。
もちろん未熟な点も多々あり、教えるべきことはまだまだある事は否めないが、毎日野菜や果物や魚や肉に向かい合い、一生懸命売り込んでいる。いっらシャイ!って頑張ってる。
頑張ってるから会社は彼らを信用してお店を任せる。

時にはミスもあるし利益が取れないこともある。でもこれは勉強代だと思っておる。八百鮮はチラシも広告も一切打たないし、お店の設備にもお金はかけないのは、この勉強代に全てのお金をかけたいからだ。
売れないものを仕入れてしまうことももちろんある。そういう時は、潔く値下げしてお値段でお客様に喜んでもらうことがある。その分会社は損をするが、彼らの勉強にはなる。このような損は広告費であり、勉強代だと思う。
それで従業員もお客様にも喜んでもらえればそれでいい。
そのかわり八百鮮はチラシや広告費や設備にお金はかけない!


創業して8年で5店舗、年商は24億に迫っている。この短期間でこれだけの会社になったことは感謝しかない。
短期間で規模を持つことができたのは、このように人を信頼して任せてこられたからだと思っている。会社として大きくするのではなく、人の成長に重きを置いてきた結果だと自負している。

同時に、八百鮮には未熟な点もたくさんある。信じて任せるだけではダメなデメリットもたくさんあるということ。今はそれを潰して行く作業が社長の仕事ではないかと思っている。