朝子君が担当者デビューしてくれてある程度時間が作れるようになりました。
頭の中で組み立ててきた会社の戦略を6月までに一気に落とし込んで現実にしていこうと思います。
今年は八百鮮にとって勝負の年。
(毎年勝負ですが・・・)
まずは此花店の拡充を考えています。
現在、八百鮮は八百屋+鮮魚の専門店です。
日配品などは商品構成の中で10%未満。特に野田店に関しては3%くらいしか置いていません。
つまり八百鮮の商品はほぼ生鮮食品のみの販売となっています。
これは八百鮮の基礎力を徹底的に生鮮品でつけたかったためです。
野菜と魚しか置いてないにも関わらず多くの方に来店していただけたとしたら、それだけ八百鮮の生鮮食材にお店としての総応力」=「不便さ」を凌駕するほどの魅力がなければなしえない荒業です。
創業から一貫して生鮮品のみで営業を続けてきました。
お客さんに納得してもらうレベルの商品を仕入れて販売するということは簡単ではありませんでした。
もちろん今でもその難しさと日々格闘しています。
八百鮮としてでききることを精一杯やろうと思ったときに、あれこれと手を出すと、的が絞り切れず納得できるレベルの商売にならない。
八百屋と鮮魚に特化することで、この2つの部門に関しては徹底的に深く掘り下げることができる。
それができればお客さんに喜こんでもらえるレベルで商売ができるのではないかと考えたためです。
まだまだ未熟な段階ですが、この考え方は変わることはありません。
一方で、お客さんからの要望で、「ぜひ、牛乳を置いてほしい」、「調味料を置いてほしい」、「八百鮮でもっといろんなものが揃えられるようにしてほしい」という声をたくさんいただくようになりました。
特に、商店街の環境もあって、此花店に関してはそのような要望が一段と強いように感じていました。
野田の新橋筋商店街は非常に活発な商店街なので買い回りができます。
逆に、商店街で買い回りをしながら献立を考えるのが一つの楽しみでもあるようです。
此花店に関しては商店街へ足を運んでも、欲しいものが全部そろわないというのがお客さんの本音のようです。
(これは商店街での食材だけの話ではなく、近くに銀行があるとか郵便局があるとか、駅が近いとか・・・いろいろな複合的要素が関連していますが)
そして、ひとつの仮説を立ててみました。
「お客さんは八百鮮で野菜と魚を買っても(買いたくても)、他のものはちょっと遠くのスーパーまで買い足しに行かなければならない。それが二度手間になるから不便だ。」」
ということではないかと考えることが多くなってきました。
特に自転車での買い物が多いエリアですから、
八百鮮で買った商品を自転車かごにのせて他所のスーパーへ行く→自転車かごに買い物袋を入れたままにしておくのは危険なので→八百鮮の商品を手に抱えてスーパーに行かなければならない→一度帰ってもう一度出てくるのも面倒だし・・・
という思考回路があるのではないかということです。
これは八百鮮の考え方で「野菜と魚しか置きません!」という主張をするのはもはや傲慢でしかない。
すべてはお客さんの視点からものを考えるべきだと。(これはヤマケン先生がいつも言っています)
というわけで、現在、八百鮮(此花店)でできる範囲の中で商品カテゴリーを増やして便利さの追及をしてみようという試みを企んでいるわけです。
そこで日配部門を八百鮮此花店に新設していこうと考えています。
お店も55坪のうち半分しか使っていない売り場ですから、売り場面積を広げて、今まで通りの野菜と魚の強さを維持したままプラスアルファで便利な商品を置くようにするという「拡充プラン」です。
取引先を考えないといけないし、設備投資も必要ですし、ハードルはたくさんありますが、
すべてはお客様のためです。そのためなら八百鮮はやります!!
もちろん新設部門の立ち上げは僕が責任をもって行います。
すでに日配卸業者を紹介してもらおうということで、尊敬するあるお店の方に紹介してもらうようにお願いしています。(しかし、大手はなかなか八百鮮のような弱小企業とは取引してくれないみたいで難航しそうですが。八百鮮としてもできれば最高品質を保てるように大きな業者と取引したい。これもお客さんのためになりますから。)
実はこの戦略というのは、年始に僕が作った八百鮮2013年度「経営スローガン」に入っていました。
ここにきてようやくその戦略に対して具体的な手を打てる段階に来たので、一気に現実味を帯びせたいと思います。
はたしてお客さんに喜んでもらえるか。
仮説はあっているかどうか・・・
不安はいっぱいですが、前進します。
それと・・・・・・
あっ、、、、、
これはまだ公表できないのでまた今度。
まだまだ考えている案件はたくさんあります。
八百鮮頑張ります!!