ビリオネアなんて言葉、全く無縁だから意味もよく分からなかったが、資産10億ドル=1100億円以上の人たちのことを言うのだそうだ。
全世界で2153人いるんだって、では日本では何人いるのか、32人とのこと。
凄いと言うより、そんなにお金を持っていてどうするんだろうと貧乏人は心配になる。
何に使うのかなぁとか、相続をどうするんだろうかとか思うけど、こう言う人たちはそれなりの対策を考えているし、今の世の中富裕層が優遇される制度になっているから、巧くやるんだろうね。
所で1億円以上の資産を持つ日本人はどのくらいいるのか。
「野村総合研究所(NRI)が2018年に作成した「2017年の純金融資産保有額別世帯数と資産規模についての推計」の調査において、
純金融資産保有額が
・1億円以上5億円未満の富裕層:118.3万世帯
・5億円以上の超富裕層:8.4万世帯
・3,000万円以上5,000万円未満のアッパーマス層:720.3万世帯
・3,000万未満のマス層:4,203.1万世帯
という結果が発表されました。
富裕層と超富裕層の合計世帯数は126.7万となり、2000年以降、この数は2017年に過去最大であるとのことです。」
https://stage.st/articles/dvpc8
50人に一人くらいの割合でいるらしい。
我が家の近くのあのお家も高級外車なんか乗り回しているから、そうかなとかと考えるくらいの割合かな。
富裕層と貧困層の格差が拡大する資本主義社会の象徴のような話だ。
ビリオネア 日本に32人
規制緩和、税逃れ背景に
2020年2月6日【経済】
「国際援助団体のオックスファムが、1月20日に発表した世界に2153人いるビリオネア(10億ドル=1100億円=以上の資産を持つ人)の富の総計額が、その他の46億人の富の総計よりも大きいとする報告は衝撃を与えました。
オックスファムが依拠しているのは、米経済誌フォーブスのビリオネアランキングです。
2019年版のランキングによると、第1位は、米アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏で1310億ドル(約14兆4100億円)、第2位は、米マイクロソフトのビル・ゲイツ氏で965億ドル(約10兆6150億円)、第3位は、投資家のウォーレン・バフェット氏で825億ドル(約9兆750億円)、第4位は、仏ルイ・ヴィトンなどのブランドをもつベルナール・アルノー氏で760億ドル(約8兆3600億円)、第5位は、メキシコのテレフォノス・デ・メヒコのカルロス・スリム氏で640億ドル(約7兆400億円)です。
オックスファムは、1日1万ドル(約110万円)を、エジプトでピラミッドが建てられた時代から今日まで毎日貯金したとしても、これら上位5人のビリオネアたちの財産を平均した額の5分の1にすぎないとしています。
ビリオネアたちの人数と資産は、一時的な減少はあるものの、1987年の140人・2950億ドル(約32兆4500億円)から、19年の2153人・8兆6690億ドル(約953兆5900億円)と急激に膨らんでいます(図1)。
1987年から94年までは、堤義明氏(西武鉄道グループ、当時)や森泰吉郎氏(森ビル)など土地開発で財を成した日本の経営者が、世界一のビリオネアでした。その後、主に株価の上昇で資産をつくるビル・ゲイツ氏などの情報産業が上位を占めています。オックスファムは、富裕層の資産が膨らみ続ける原因を、規制緩和と公的な支出を削減する政策のもと、超富裕層と巨大企業に対する税負担の低減と課税回避という税制の崩壊にあるとしています。
日本でも、10億ドル以上の富をもつ経済人が32人にのぼっています。
現在、日本で一番の資産をもつのはユニクロブランドのファーストリテイリング社の創業者柳井正氏です(図2)。アジアの工場で安くつくった衣類を中国やタイなどに売りさばき、日本においては、自主的にみせかけながら、若い店長に販売責任をおしつける「やりがい搾取」と批判される手法で蓄財をすすめました。
第2位は、ソフトバンクの孫正義氏です。ソフトバンクグループは、海外企業の合併・買収で意図的に赤字をつくり税逃れをすることに対し批判をあび、財務省も対策をせざるをえないほどです。
日本でも、資産家たちの財産は増え続ける一方、労働者の賃金はほとんど上がっていません。まさに「富の蓄積の対極での貧困の蓄積」(『資本論』)です。(吉川方人)」 「しんぶん赤旗」より
「東京新聞」より
富裕層には至れり尽くせりだけど、貧乏人は死ぬまで働けと閣議決定だって。
70歳就業法案を閣議決定 企業に努力義務