今日はこれで決まり/崖っぷちアベノミクスの空虚さ | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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「現代ビジネス」に日本経済新聞社の記者だった経済ジャーナリストの町田徹が書いた「これも「桜を見る会」の隠蔽ですか?崖っぷちアベノミクスの空虚さ」と言う記事が切れ味鋭く読ませてくれた。

 

 

「政府は12月5日、臨時閣議を開いて、国と地方の支出や財政投融資の合計で13兆2000億円に達する大型経済対策を決定した。」

 

「今週は、この経済対策の羊頭狗肉ぶりに注目したい。

概括すると、今回の経済対策には大別して4つの大きな問題がある。

 

第1は、10月からの消費増税により3兆円ほど税収が増えるのに対して、その4.4倍に相当する13兆2000億円の財政支出を伴う経済対策を決めたこと。こんなことなら、増税などしないほうが良かった。その結果、先進国で最も深刻な財政赤字を抱え、何度も財政再建を重要課題としてきたにもかかわらず、その重要課題である財政再建を棚上げにしてしまったことは将来に禍根を残しかねない。

 

第2は、政府の言うGDPの1.4%の押し上げ効果が過大見積もりの可能性が大きいことである。

 

第3は、いつまでも続く日銀の金融緩和が、政府の安易な国債発行による巨額の資金調達を可能にする状況が続いていること。年金生活者の生活は益々困窮するだろう。

 

最後が、臨時国会の終盤を揺るがせた「桜を見る会」が落とす影である。陰りの見える支持率の回復を狙う意図が垣間見えてならない。」

 

 

「安倍総理は12月5日午後の経済財政諮問会議で、「今こそアベノミクスを加速し、これらの課題の克服に取り組むべき時だ」と、またまた“虚砲”アベノミクスを持ち出して、テンション高く我田引水の議論を展開した。

 

西村康稔経済財政再生担当大臣に至っては「リスクを確実に乗り越えるべく経済を下支えするのに十分なもの」だと自画自賛したうえで、「景気押し上げ効果が見通しより大きくなる」と大風呂敷を広げている。

 

しかし、今回の経済対策を、今年度補正予算部分に限って見ると、歳出規模は4.3兆円。予備費0.1兆円とあわせても4.4兆円に過ぎない。「13兆2000億円の15ヵ月予算」という見せかけの足し算予算に何の意味があるというのだろうか。」

 

 

「予算規模は見せかけの張子の虎で、効果に疑問符が付くうえ、執行の管理も心許ないとあっては、来年1月から始まる通常国会の前に、“大型経済対策”のバラマキを実現したのは、世論の支持率低下を防ぐ狙いが秘められた、「桜を見る会」隠し予算だったと糾弾されても仕方がないだろう」

 

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69049

 

 

日本共産党の志位和夫も国会閉会に当たっての議員団総会で次のように述べたが、アホノミクスの面目躍如とはこう言うことを言うのだろう。

 

「そういうなかで安倍政権は、事業規模で26兆円、財政支出で13兆円もの「経済対策」を決めました。中身も問題だらけですが、自分で景気を破壊する大増税をやっておいて、「景気対策」のために新たなバラマキをやる。これほどばかげた政治はないではありませんか。(「そうだ」の声)

 13兆円ものお金を使うのだったら減税に使ったらいい。「景気対策」というなら、消費税5%への減税こそ最良の景気回復策であります。この立場が、国民多数の声となり、野党共通の声となるようにがんばろうではありませんか。(拍手)」  「しんぶん赤旗」より

 

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-12-10/2019121004_01_0.html

 

「安全保障関連法に反対する学者の会」は8日、京都市の同志社大学でシンポジウムを開いた。

参加者は450人だったそうだ。

その中で同志社大学の浜矩子教授は次のように述べて会場が爆笑したと言う。

 

「打ちのめされているときではない。むしろ武者震いがする。魂が燃える」

「時代が変わり始めているから問題がぼろぼろ出る。アホノミクス(安倍政権の経済政策)を倒すとき、私たちは仲間割れしてはならない。老若手を携えること。アホノミクスは知恵や経験の豊かな高齢者を恐れており、だから若者を取り込もうと、世代間の分断を図っている」

「相手の痛みを分かち合いケアするのが次の社会だ。弱さを見つめ、複雑さを意識できる人が強く賢い人だ。その正反対があのアホだ」

 

こんな事も閣議決定したそうだ。

 

「反社会的勢力、定義するのは困難」答弁書閣議決定 「桜を見る会」巡る質問主意書に

 

 「政府は10日、「反社会的勢力」の定義について「その時々の社会情勢に応じて変化し得るものであり、限定的・統一的な定義は困難だ」とする答弁書を閣議決定した。政府による「反社会的勢力」の過去の使用例と意味については「政府の国会答弁、説明資料などでの使用のすべての実例や意味について、網羅的な確認は困難」とした。」       「毎日新聞」より

 

https://mainichi.jp/articles/20191210/k00/00m/010/110000c

 

 

そのうち、暴力団が「俺らゃ反社じゃないけん」と大手を振るようになるんだろう。

アベシンゾウを守るために、社会的規範を破壊しても恥じない政権が、間違っても「美しい国」なんて言うなよ。

そのアホの逃げ得を許さない世論構築が求められている。