山屋の聖地、南アルプス椹島周辺で進むリニア新幹線建設の動き | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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 僕も会員となっている日本勤労者山岳連盟の機関紙「労山ニュース」2019年11月第37号がリニア新幹線の建設問題で、焦点となっている南アルプスの登山拠点椹島周辺の現地調査を報告している。

写真付きなので、そのまま転載させて貰うが、自然が平然と破壊されていく様に胸が痛む。

今静岡県は大井川水系の流量減少は認められないと、JR側とやり合っているが、こんな所に巨大トンネルを掘れば地下水の底が抜けるのは自明なことだ。

我が家のそばにある丹那盆地も丹那トンネル工事によって水が抜け、それまで行われていたわさび栽培や水稲耕作が出来なくなった歴史を持つ。

椹島には僕も5万円をはたいて購入した写真集「魅せられし山々」の作者白旗史郎の写真館があり、何度か見学もしたがその建物の一階も資材置き場になっているというからフザケルナだ。

白旗史郎は日本の山岳写真家を代表する一人で、写真集もかなり所有しているが、彼のコメントも記事の中に出てくる。

 

 

 

 

 

 

以下は、林克己県民ネット共同代表のFBから転載

 

リニア国交省・環境省交渉(11月25日)

 

「共産党の静岡県委員会が、県政上の問題について国の府省と交渉するので助っ人してほしいというので、リニア新幹線を考える県民ネット共同代表として、リニアについて国交省、環境省と質疑をしてきました。国は「JRが聞かれたことをまともに答えていないところを目の当たりにしている」「これでは県民の理解を得られない」という認識を示しました。とりあえず備忘録メモ。

 

私 国交省は、県、JR東海とともに三者の枠組みで協議する方向のようだが、国交省はそもそもリニアを認可した役所、行司役にはふさわしくないのでは?

 

国 三者の役割はまだ決まったわけではない。そのご意見は首長からたくさんいただいている。

 

私 環境保全連絡会議の対話を傍聴していて南アルプスにトンネルを掘るという大事業に対して、JR東海があまりにも甘く考えていることに愕然とする(ポンプアップ、リスク管理値、破砕帯などなどの例を出す)。国交省が副知事を叱責するのはもってのほか、JRを指導してほしい。県民は怒っているし火に油を注ぐもの。

 

国 私も参加していて、JRが県の質問にまともに答えなかったり、不十分であると認識している。この状況では県の理解は得られない。JR東海に対する不信感があるのはわかる。噛み合っていないところを調整していきたいし、JRにも指導、監督していきたい。私たちは環境対策室なので指導したい。

 

鈴 JR東海は工事を始めて何か問題があれば検討すればいいということで県はそこを問題にしてきたし、それではこまる。そこを是正してほしいし、なんでも推進ではこまる。

 

国 JRが聞かれたことにも答えてないし、ゼロ回答に等しい、そもそも質問の趣旨がわかってますかと県が言うのを私も目の当たりにしている。国の役割はそういうところが県民が不安に思っているところなので、JRに科学的知見に基づかないと県民の支持は得られないと言っていきたい。

 

本 JR東海はその対処できる根拠を持っているのか?

 

国 まだ不十分だと思う。

 

もう時間のない中で最後にリニア残土を置く燕沢が先の台風19号でかなりの部分が流路になり、流れ自体も変わったと、テレビのニュースのスマホの写真を見せてジャブを喰らわせました。私の感想ですが、あまりの県民の反発に路線転換という印象。

環境省は、アセス担当なので法的に対処法がないと説明しましたが、こちらからはアセス法改正など検討してほしいと付け加えました。」