「香港の民主主義を守れ」という熱気と怒りが凄い。
香港の中心部で8月18日、民主派団体「民間人権陣線」主催の大規模抗議集会が開かれた。主催者発表では170万人が参加。これは香港の人口の5分の1強にあたる数だ。市民を武力で負傷させた警察の責任追及や、逃亡犯条例改正案の完全撤回、普通選挙の実施などを訴えた。
日本で言えば２０００万人以上が立ち上がった感じか。想像を絶する。
今の日本では国会前に１０万人を集めることさえ叶わなくなりつつある。哀しいね。
そんな香港の現状をレポートしているブログを紹介させていただく。
「情報戦も激しさを増す。
ツイッターは8月19日、中国政府の関与が疑われる936件の不正アカウントを公表。中国を名指しした摘発は今回が初めてだ。大半が香港の「逃亡犯条例」改正案へのデモを標的にする内容。このほか約20万件の不正アカウントの作成が試みられ、利用前に凍結。フェイスブックも同日、中国政府の関与が疑われる不正アカウントなど15件を削除したと発表した。
▲「違いは何だ？」。8月8日にフェイスブックに投稿された画像は香港のデモ隊と中東の過激派組織「イスラム国」（IS）の写真が並び、両者をテロリストとして同一視するような内容。中国のプロのサイバー部隊である「五毛党」が次々と作成して関与
▲中国のプロのサイバー部隊である「五毛党」が次々と作成して関与
中国でネット対策を担う部隊は「五毛党」と呼ばれ、プロのサイバー部隊だ。
香港のデモ隊が立法会（議会）を占拠し、共産党系メディアの記者を攻撃した後、SNSには五毛党が関与したとみられる大量の批判コメントがあふれ、中国政府の関与が疑われる900以上の不正アカウントも五毛党によるものと見られる。米国のSNSは中国本土ではブロックされ使えないが、工作部隊は中国政府寄りのコメントを書き込むことで外国世論の誘導を狙ったとみられる。
デモを取り締まる警察を称賛する中国国営新華社の動画ニュースをツイッターが広告として掲載していたことも発覚。批判を受けてツイッターは8月19日、今後は国営メディアの広告掲載をやめると発表した。」
全文は下記から。
映画「新聞記者」が描いた日本の内閣情報調査室の謀略を連想させる。
諜報戦って、昔も今も極めて大きな位置づけを占めているんだね。