安倍内閣不信任案に対する反対討論に立った三原じゅん子がど迫力の演説をやったと、日刊スポーツが報じている。
「安倍晋三首相に対する問責決議案は24日午後の参院本会議で、与党などの反対多数で否決された。
立憲民主党の福山哲郎幹事長は、趣旨説明で「この2年、忖度（そんたく）、改ざん、隠蔽（いんぺい）が次々と明らかになった。どの問題をとっても、内閣総辞職に値する」と指摘した。
これに対し、自民党から反対討論に立った三原じゅん子参院議員は「恥を知りなさい」と反論。「こんな常識外れの問責決議案の試みは、完膚なきまでに打ち砕かないといけない」などと主張。腹の底から繰り出す、ど迫力の強いフレーズを駆使しながら、問責決議案提出の野党に反論した。
三原氏は、賃金や倒産件数など、民主党政権での経済状況に触れながら、安倍晋三首相の主張と同様に「まさに悪夢だったのです。尻ぬぐいをしてきた安倍内閣に感謝こそすれ、問責などとはまったくの常識外れだ。愚か者の所業とのそしりはまぬがれません」と主張。「もう1度申し上げます。恥を知りなさい」と発言した。
野党は当然、議席から三原氏に激しいやじをとばしたが、三原氏は「皆さん、やじっている場合ではありません。冷静に」と、淡々と応じた。
野党が老後2000万円問題に始まる公的年金の問題を追及することに「はっきりいってうんざりだ。国民にとって大切な年金を政争の具にしないでほしい。猛省を促します」と述べ、「具体的な対案もないまま、不安をあおっている」と持論を展開しながら、野党の対応を批判した。【中山知子】」
この「日刊スポーツ」の中山という記者も、もう少し国民生活の実態に目を向けた姿勢がないと拙いんじゃないか。
因みにうんざりと三原が言ってのけた年金問題についての国民の関心は高い。
「朝日」の世論調査によると「老後の生活費が２千万円不足するとした金融庁の報告書について、安倍政権の対応に納得できるか尋ねると、「納得できない」が６８％に上った。「納得できる」は１４％だった」と言うから「うんざり」なんかしている余裕はないのが国民生活の実情だ。
こんな所でネトウヨ素性の本領発揮でアベシンゾウへのよいしょ発言をして数千万円の歳費を獲得できるヘボ役者みたいにいかないのが庶民の生活実態だ。
https://www.asahi.com/articles/ASM6R3W2RM6RUZPS002.html
FB上では、次のような発言が飛び交っている。
「争点は年金
報道ステーションが世論調査の結果を発表した。安倍内閣を支持するが3.9%下げて43.1%、支持しないが5.7%上げて38.2％と半年ぶりの激変だ。
参院選でもっとも重視する政策は「年金・社会保障制度」がトップで60%、内閣を信頼しない理由は「将来年金が受け取れない可能性があるから」が48%となっている。
今日安倍首相への問責決議案が否決されたが、与党を代表して自民党の三原じゅん子議員が「野党のみなさんもうウンザリです。恥を知りなさい」と居丈高に言い放った。報告書も受け取らず国民が不安に思っていることの議論を封じておいて、「恥を知る」のはどちらか？」
「三原じゅん子議員、「愚か者の所業とのそしりを免れません。恥を知りなさい！」とのたまう。
そういえば、丸川珠代議員も「愚か者め」と言ったことがあったっけ。
親分の「大バカ者」発言に見られるように、自民党は、「愚か者」「大バカ者」というフレーズが好きなようだ。賢い自分との落差が許せないのだろう。
三原じゅん子議員でいえば、「八紘一宇」発言もあったなあ。三原さんって、時代劇、もとい、時代錯誤劇の役者さんもやっていたのか。」
「三原じゅん子議員の、芝居じみた「愚か者、恥を知れ」発言。
ブーメランとか、そういうアンタこそ愚か者だなどといった表現を使わないで、どう切り返せるかを、ずっと考えていた。
あの過剰な言葉は、三原さんの置かれた現実や、中身の空疎さを浮かび上がらせる。
しかし、彼女の言葉に、喝さいを送るひとは決して少なくない。
どうすれば、安倍さんの味方をすることこそが異常なのだと気づいてもらえるか。
簡単ではないが、こちらは、罵倒の言葉を使わずに、仲間を増やしたいものだ。」
