昨日は函南町の成人式。函南９条の会は恒例の式場前宣伝を２０人ほどで実施した。福祉授産所で作ったいただいた９条クッキー入りのチラシを配布。
自転車で会場に乗り付けてきた初老の男がいきなり「共産党、何やってんだ！！」「下らん事をやるんじゃない！！」「安倍さんに任せておきゃ良いんだ！！」などと口汚く罵って会場へ。
町議でもないし役場職員でもないし、それでも会場に入っていったところを見ると成人式の関係者か。この男ご苦労様に途中でまた出てきて再び僕らに悪罵を投げつけた。「名を名乗れ」と言ったら逃げるように会場内に。
その後町役場職員が出てきて敷地内での宣伝物配布は止めて欲しいなどと言ってきた。まあ例年のことだが、今回の言い方はきわめて高飛車だった。成人の中でも「共産党のチラシなんか受け取れない」と言って拒否した若者が複数出るなど、例年になく雰囲気が良くなかったとカミサンが言っていた。
憲法守れの運動は共産党だと決めつけての反共攻撃、それと一体となった護憲運動なんか認めないみたいな雰囲気が一部に醸し出されているようで恐ろしい。
僕たちは単に平和憲法を守ろうと呼びかけているだけなのに、今やそういう呼びかけが攻撃の対象になってきた。
でも中学生の時から僕らの平和展に関わっているA君が今年成人式で、会場前で顔を会わしたので「おめでとう、がんばれよ」と声かけしたら「ありがとうございます。がんばります」と笑顔で応えてくれたのが救いだった。
配布物に入れた３０００万人署名のチラシ、よく見ると呼びかけ人は初老の星みたいな人ばかり。これでは若者への訴求力は出ないだろうなと護憲派の嘆きも。
若者たちへのアプローチ、知恵を絞らないと乗り遅れる可能性大かも。
現代美術界の重鎮、会田誠さんの新作だそうで、
巨大で恐ろしげな日本兵(戦前の亡霊？)が国会(日本政治)に触れている。
(タイトルは「MONUMENT FOR NOTHING Ⅴ ～にほんのまつり～」)
凄いなぁ、この迫力。現代日本をものの見事に現しているような。
