「安倍政権にとっては総裁選直後の政権運営の試金石となります。新基地推進派の佐喜真淳候補=自民、公明、維新、希望推薦=の勝利に政権の命運をかけ、力を総動員しています。
その象徴が、菅義偉官房長官の3度におよぶ沖縄入りです。一地方選のために政権首脳がこれだけテコ入れするのは異例中の異例です。20日夜、那覇市内で開かれた日本維新の会沖縄県総支部の会合で、菅氏はこうあいさつしました。
「(維新の)下地幹郎代議士から2、3日前に電話がかかってきた。維新の本気度、迫力のある誘いだったので、二つ返事で『出席する』と。明日(21日)は、9時から閣議があるが、30分間はこの場にいられると思い、喜んでやってきた」。維新票を固めるため、ここまでやるのです。
さらに、22日には小池百合子東京都知事、23日には自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長が沖縄入り。小泉氏は2度目で、最終盤に3度目の投入の可能性も指摘されています。浮動票狙いであることは明らかです。
自民党関係者は言います。「安倍政権にとって、総裁選に勝ってもここで負ければ大変なことになる。(10月)1日の内閣改造も腰折れとなり、政権へのダメージは計り知れない。国政選挙並みか、それ以上の位置づけで総力を投入する」
政治学者の五十嵐仁氏はこう指摘します。「総裁選で3選された直後、日米安保という国政の根幹にかかわる選挙で負ければ、安倍政権にとって大打撃となります。総裁選の票の出方からして、党内でも暗雲が出始めており、沖縄県知事選の結果次第では『終わりの始まり』になる可能性もあります」」
「しんぶん赤旗」より引用
期日前投票が凄い勢いで伸びているそうだ。
自公勢力が組織的に追求している。「期日前に連れて行けば確実に一票になる」という彼らの戦術がこの間徹底されてきている。
そうした中、沖縄自民党の醜悪さをルポした記事。
政策論争を避けるという戦術を徹底して、票をかすめ取ろうと必死だね。
【沖縄知事選・佐喜真陣営】自民沖縄県連事務局長の非常識
取材拒否のあげく「県連の写真撮るな!」
「やむなく、歩いて10分ほどの自民党沖縄県連を訪ねたところ、出てきたのは県連事務局長の金城暁氏。以下は、金城氏と記者のやり取りである。
記者:政策についての取材は、自民党県連に行くようにとの佐喜真事務所側の指示だった。取材の時間をとっていただけるか?
事務局長:おたくらが、どういうメディアか分からないでしょ。記者:インターネットで記事を配信しているので、画面を見てもうしかない。画面を見てもらえるか?
事務局長:質問があれば、文書でもってきてもらう。記者:福岡から来ている。手書きでかまわないか?それで、きちんと取材に答えてもらえるのか?辺野古のことも含めてだが。
事務局長:文書を見て、取材に応じるかどうか決める。記者:それはおかしくないか。文書で持ってこいと言っておいて、取材に答えるのではなく、選別するということか?
事務局長:こちらの気に入らないことを書くメディアもある。だからだ。記者:自民党は、いつからそんな不寛容な政党になったのか?
事務局長:なに!
記者:もう結構。政策を語れない選挙など、聞いたことがない。」
「HUNTER」より引用
全文は下記から。
http://hunter-investigate.jp/news/2018/09/post-1243.html
「琉球新報」が2候補者の人柄が良く伝わる二人のツィートを記事にした。
30日、どんな結果が出るのか。