わかりやすい共謀罪/偽りの看板について書いた「東京新聞」筆洗 | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

「原発なくそう ミツバチの会」の活動報告や事務局ノブクンの日々のつぶやきを発信しています。

こういう笑い話がある。地主が自分の土地にある池で釣りをしている男を見つけて大声を出した。「そこの看板が見えないのか。<魚釣りを禁ず>と書いてあるだろ。罰金を払えっ」。すると男が逆に怒鳴り返した。「この嘘(うそ)つきめ! 何時間たっても一匹も釣れないぞ」

 

▼魚などいないのに「釣り厳禁」とは罪つくりな看板だが、国会で審議が本格化した「共謀罪」も、かなりうさんくさい看板だろう

 

▼魚釣りが法で禁じられた池で、腕試ししようと仲間と話し合う。釣り具を持って池まで足を運んだが、気がとがめてやめた。それでも、違法な釣りを仲間と計画したのだからと、罪に問うのが「共謀罪」だ

 

▼こんな乱暴な話はないと反発されて、過去に三たび廃案になった。そこで政府が考えた策が、看板の付け替えだ。「共謀罪」を「テロ等準備罪」と変えたのだが、政府の当初案では条文に肝心の「テロ」の文言が一つもなかったのだから、ひどい看板もあったものだ

 

▼東京五輪招致の際、安倍首相は「(東京は)世界有数の安全な都市」と大きな看板を掲げてみせたのに、今は「(共謀罪など)法整備をできなければ東京五輪を開けないと言っても過言ではない」

 

▼「テロ」の看板を掲げれば、皆ただ恐れをなし、「五輪」の看板を掲げれば、皆、賛成するだろう-とは、ずいぶん国民を見下した「看板政治」ではないか。

 

本日です。

 

 

凶暴罪になっちゃってるチラシ。

刷り直して500枚ほど配布したが、ある人曰く「おんなじようなもんだ」

「共謀罪 下地に隠れる凶暴罪」

 

 

カミサンが高校時代の仲良しグループ4人で、スロベニアとクロアチアツアーに出かけてしまって、一人。

みんな我が家に何度か泊まりに来たことがあるし、2人は大学時代のサークルの後輩。無事な旅行を願います。

 

そしてまったく関係ないけど、ラグビー・サンウルブズが今期スーパーリーグで初白星。

ワールドカップで南アを撃破して以来、久しぶりの興奮。

Jスポーツを契約しているのだが、観ていて良かった。

やっぱりスポーツってひいきチームなり選手なりが勝たないと面白くないと思う。

 


サンウルブズのゲームキャプテンを務めたラファエレの好走も光った(撮影:髙塩隆)
 
 世界最高峰リーグともいわれるスーパーラグビーで3回の優勝を誇るブルズ(南アフリカ)を、この舞台に参戦2年目のサンウルブズ(日本)が倒した。昨年4月にジャガーズ(アルゼンチン)から初勝利を挙げたサンウルブズだが、それを上回る金星だ。
 
 今季も開幕から5連敗と苦しんだ。しかし、4週間におよんだ海外遠征でチームはたくましさを増し、休みをはさんで、日本代表クラスの実力者たちも怪我などから復帰。4月8日、東京・秩父宮ラグビー場へ足を運んだ1万2940人の観客だけでなく、多くのファンが今季初勝利を期待した。結果、21-20。ファイナルホイッスルが鳴るまで激闘となり、秩父宮は歓喜に包まれた。
 
 ゲームキャプテンを務めたティモシー・ラファエレは試合後のインタビューで開口一番、ファンに感謝した。
「ホームで勝利することができて本当に嬉しい。サンウルブズのサポーターは世界一だと思っている」
 
 サンウルブズは前半6分、SOヘイデン・クリップスがディフェンス裏へ放ったチップキックをCTBラファエレが確保して敵陣22メートルライン内に入り、すばやく左へ回して、この試合でデビューとなったNO8ラーボニ・ウォーレンボスアヤコがゴール左へ力走し先制した。10分にPGで追加点。
 
 一方のブルズは今季1勝4敗と不調ながら、プレーオフ進出へ向けて格下相手に星を落とすわけにはいかず、12分、ラインアウトからの攻撃でCTBバーガー・オーデンダールが抜けてゴールに持ち込み、点差を詰めた。
 
 サンウルブズは23分、HO庭井祐輔がブレイクダウンでからんでPGチャンスを得、SOクリップスが決めて流れを変えたものの、ブルズも2分後にショットで3点を加え、11-10、サンウルブズの1点リードで前半を終えた。
 
 後半、先にブルズにPGで得点され、逆転を許したサンウルブズだが、ディフェンスでプレッシャーをかけ続け、元王者相手に互角の戦いを演じた。
 しかし、ブルズは63分(後半23分)、逆にディフェンスでターンオーバーして右を攻め、WTBトラヴィス・イスマイエルがタックラーを振り切ってゴールに持ち込んだ。コンバージョンも決まり、サンウルブズは9点ビハインドとなる。
 
 しかし、勇ましい狼軍団は屈しなかった。
 フレッシュレッグズを次々と投入してギアを上げると、68分、この試合でサンウルブズデビューとなったFB松島幸太朗がビッグゲインでゴールに迫り、ブルズは止めたものの、CTBヤン・サーフォンテインが故意の反則を犯してイエローカード、10分間の退出となる。
 
 数的有利となったサンウルブズはスクラムで再開後、縦横に揺さぶり、後半から出場のSO田村優からロングパスをもらったWTB中鶴隆彰が右を抜けてトライを挙げた。ゴールキック成功で18-20。
 そして74分にもブルズの反則があり、PGで21-20と逆転した。
 
 その数分後、今度はサンウルブズの反則でブルズがPGチャンスとなったが、ポストほぼ正面のショットを途中出場のSOフランソワ・ブランマーが外し、スコアボードは変わらなかった。
 それでも、ブルズは死力を尽くして敵陣で攻めたが、耐えるサンウルブズは79分、今季初出場のPR稲垣啓太がブレイクダウンでボールを奪い返し、ピンチを脱出。
 最後まで相手にプレッシャーをかけ続けたサンウルブズは1点リードを守り切り、新たな歴史を刻むとともに、また大きな自信を得た。
 
 ゲームキャプテンのラファエレは「それぞれが役割を果たし、相手にプレッシャーをかけることができた。そして、ベンチから入った選手たちがたくさんのエナジーをもたらしてくれた。それが勝因になったと思う。これからのニュージーランド遠征へ向けて自信になった」と喜びを語った。
 
 サンウルブズはこのあと、ニュージーランドとアルゼンチンでアウェイ4連戦となり、次節(14日)は、最多8回目の優勝へ向けて今季6連勝中のクルセイダーズに挑む。
 
 一方、敗れたブルズのアドリアーン・ストラウス主将は「サンウルブズが終始すばらしかった。おめでとうと伝えたい。特に最初の15分、20分間、彼らは非常にクリエイティブなラグビーをした。我々は後半リズムをつかみかけたところがあったが、イエローカードが痛かった。やらなければいけないことが山積みになった」とコメントし、プレトリアに戻って立て直しを図る。
 

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勝利後、ファンにあいさつするサンウルブズの選手たち(撮影:矢野寿明)