軽々しく愛国心を強制したがる連中はみんなあんなもんだ/そんな連中が成立を狙う共謀罪を許すな | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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安倍晋三首相は11日に東京都内で開かれた東日本大震災の追悼集会で、最後まで「原発事故」を口にしなかった。昨年までは形だけでも触れてきたのに、今回の挨拶では「復興は着実に進展していることを実感します」と自画自賛。今なお避難生活を余儀なくされる人が12万人以上いる現実には言及したけれど、うち3分の1近くが福島県民であることの意味には知らんぷりを決め込んだ。

そのはず、“アベノミクス”の一方の柱は原発輸出を中核としたインフラシステム輸出である。日本の原発の危険性を政権が認めてしまうと商売がやりにくい。だから何もなかったことにする。いかにも安倍首相だ。

さらに彼は今回、これも恒例だった3・11当日か前日の記者会見もパス。原発事故のみならず、森友学園疑獄絡みの質問を受けたくなかったらしい。

後者もまた、実に低次元で、醜悪極まりない事件だ。幼稚園児に安倍首相を称えさせる学校法人が、「安倍晋三記念小学校」を開設するのだと寄付金を募った。北朝鮮か?

 

実際、名誉校長には安倍昭恵夫人が就任した。虚偽報告だらけの認可申請にもかかわらず、大阪府豊中市の国有地が評価額のわずか14%で払い下げられた。森友学園はマスコミや野党の追及の前に認可申請を取り下げたが、報道の流れからは、籠池泰典理事長1人のシッポ切りで収束が図られつつあるように見える。

この間に二転三転した安倍首相の国会答弁を思い出してほしい。人間を国家の道具としてしか捉えない森友学園の教育“理念”が、首相の教育観と見事に一致している悪夢。保身のためなら平気で嘘をつき、簡単に“同志”を裏切る男の人間性も問われるべきだ。軽々しく他人様に“愛国心”を強制したがる連中は、みんなあんなものである。

安倍政権の理想は、祖父が夢見た“大日本帝国”の再現だ。インフラシステム輸出で海外への経済侵略を急ぎ、用心棒としての軍事力を強化。この際、米国の信認を得るためには世界一の忠誠を誓い、捧げる必要が生じる。

 

すなわち米国の戦争をともに戦い、かつ儲ける体制固め。それで権力欲と経済的利益を満喫する層以外にとっては、最低最悪の国家像である。詳細は拙著「戦争のできる国へ」等を参照されたい。

あれほどの疑獄が表面化し、それでも安倍氏を政界から追放できないようなら、私たちにはもはや自立した人間としての資格がない。そういう段階なのだと知るべきだ。

 

斎藤貴男

 

斎藤貴男ジャーナリスト

 

1958年生まれ早大商卒業、英国・バーミンガム大学大学院修了(国際学MA)。『日本工業新聞』入社後、『プレジデント』編集部、『週刊文春』の記者を経て独立。弱者の視点に立ち、権力者の横暴を徹底的に批判する著作を出し続けている。消費税の逆進性を指摘する著作も多数。「機械不平等」「安心のファシズム」「戦争のできる国へ 安倍政権の正体」「ちゃんとわかる消費税」など。

 

 

「日刊ゲンダイ」より転載

 

 

 

僕が信頼しているジャーナリスト斉藤貴男の叫び声が聞こえてくるようだ。

そんな「愛国心」に富んだ連中が集まる自民党と公明党が森友絡みのごたごたの中で、「テロ等準備罪」と言う名の「共謀罪」法案を了承し、来週閣議決定で国会に提出される見込みとなった。

森友問題で騒いでいる連中なんか「共謀罪」で一網打尽みたいな展開になってきた。

 

あなたのラインもメールもみんな監視の対象になると、法務大臣が国会答弁している法案を許容する国民て、どのくらいいるのかな。

皆様のNHKニュースは、この法案の問題などささやきもしない。

 

何とか嘘八百の稲田を辞任に追い込んで、政局を転換させないと、この法案、日の目を見る危険性が高い。

 

「戦争させない 静岡東部の会」は4月9日(日)午後1時30分から韮山・時代劇場大ホールで日弁連共謀罪対策本部副本部長の海渡雄一弁護士を講師に学習会を開催することにした。

是非成功させたい。

そして全国各地で様々な取り組みを展開して、何としても廃案にしましょう。

 

 

今朝の我が家は、今冬2度目の雪。

今年は暖冬だねと話していたがそう簡単ではなかった。

どのくらい積もるのかな。