日弁連も日本会議の軍門に下るのか/日弁連次期会長  稲田朋美議員支援者でいいのか | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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日弁連会長選挙が始まっている。
ろくな予感がしない。
圧勝が予想されている日弁連主流の擁立した中本和洋弁護士が、安倍政権の枢軸を担う稲田朋美議員後援会に献金している事実が発覚してネットに出回っている。


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平成24年5月と11月に各3万円寄付している。
同年12月に自民党は圧勝して第2次安倍政権が発足した。


少し前のものなので、念のために翌年を調べてみた。
やはり寄付者に中本和洋弁護士の名前があった。
平成25年7月3日に3万円を寄付している。

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現在公開されている最新の収支報告書は平成26年に関するものである。
やはりあった。
平成26年6月2日に3万円寄付している。

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寄付の額が、6000円の倍数が多いところを見ると年会費みたいなものだろう。
3万円というのは年会費5口分ということのようだ。
平成26年6月といえば、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の直前、これをめぐって世論が騒然としていた時期だが、日弁連の反対とは、無関係に寄付を続けていたことになる。


安保法制反対運動の中で日弁連が果たした役割は、決して小さくない。
ところが、当の日弁連では、安保法制を強行するに当たり、自民党の要職にあった稲田朋美議員を支援し続けた弁護士が次期会長を確実視されている。
ブラックジョークである。


大方の人は、日弁連といえば、権力に対する監視の役割を期待するのではないだろうか。
しかし、実態は、派閥が数を頼みに、日弁連会長をたらい回しにし、実権を握っている。
だから、大半の会員の意向に反して、日弁連は弁護士激増策を支持し、弁護士の困窮化と権力監視機関としての弱体化を招いた。
今や、警察の盗聴強化拡大、司法取引容認が日弁連の主張だ。


下記は、対立候補である高山俊吉弁護士のプロモーションビデオのキャプチャーである。
画像を高山俊吉候補のホームページにリンクしておいた。
短いビデオなので、プロローグだけでもご覧いただけたらと思う。

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無派閥での立候補は、もともとが、ほとんど無謀の類いである。
高山俊吉弁護士が、かつて予想外の善戦をした時代とは、弁護士界も様変わりしている。
勝ち目のない戦いとだれもがいう。


しかし、それにしても、稲田朋美氏を、民主党政権の時代から一貫して支援していた弁護士が会長になるのも、どうかしている。
派閥はそんな候補しか立てられないほどに劣化しているということだろうか。


マスコミも日弁連と同様に権力の監視機関としての役割を期待されながら、夜のニュース枠は、4月以降、政府に批判的な意見を述べることがある、キャスターは全て降板するという。
2016年は、マスコミのもう一つの側面、権力の広報機関として権力行使を円滑にする統治機関としての本質が、いよいよ前面に出てくる年となるだろう。


このままいけば、日弁連もその轍を踏む。
それでいいのか、弁護士の良識が歴史に問われている。
派閥の要職にある弁護士も、今回については、候補者を間違ったということで、集票活動を控えるべきだ。
さもないと、弁護士全体の見識と責任が後世に問われよう。



街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋」より転載


こんな事態になっているとは知らなかった。
安倍晋三と日本会議は、日銀・NHK・内閣法制局のトップに意のままになる人物を送り込み、マスコミ幹部とは会食を重ねて丸め込み、そしてついに日弁連まで同色と思われるトップが就任予定とは。
日本会議一色に染め上げる策謀が着々と進行している。
壮大な展望の下に具体化されているように見える。

対抗するためには当面の参議院選挙で安倍政治NO!を主張できる議員を一人でも多く当選させる必要があるが、どうにも民主党が煮え切らなくて野党共闘も足踏み状態。
ここ静岡でも政党の枠組みだけで選挙戦に突入しそうで、自民と細野民主の指定席のままになりそうだ。
何とか風穴を開けられるような展開を作り出せないものだろうかと思う。