3300字の冗漫/さっぱり何を言っているのかわからない(村山富市元首相) | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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◆3300字に及ぶ戦後70年「安倍談話」の冗漫さは極まる。発表までに二転三転、迷走したあげく「侵略」「植民地支配」「痛切な反省」「おわび」の言葉だけは盛り込んだ。それも傍観者的に引用する形で、脈絡はなく、覚悟も心もなし。

◆「私は」の主語がないどころか、慰安婦問題への記述もなく、かつ日本の加害責任には全く触れず。首相自らの歴史認識はあいまいにしたままだ。「どのような行為が侵略に当たるかは歴史家の議論に委ねるべきだ」などと、いまだに強弁する始末。

◆率直に加害の過去を反省した村山・小泉両談話の姿勢とは大違い。両談話は「私は」という主語をはっきり使い、謝罪意思を明確にした。だが「安倍談話」には、それがない。

◆憲法の「け」の字もない。世界に誇るべき「憲法9条」の、日本の平和主義と不戦の誓いは、今こそ広く世界にアピールすべきではないか。15日の戦没者追悼式でも、安倍首相は3年続けて触れず、加害責任への言及も避け、天皇陛下の「深い反省」という言葉との隔たりは際立つ。

◆さらに「積極的平和主義」の美名をかぶせて、「戦争法案」を強行するのは、どういう神経だ。これでは言葉の裏から鎧が透けて見える。世界から鋭く批判されるのは当然だ。(2015/8/16)


日本ジャーナリスト会議「今週の風考計」より転載


主語がないということは、「自分はそんなことを言ってないよ、歴代の総理大臣が言っていただけなんだからね。」
そう理解するべきなんだろうね。

一方「東京新聞」ですら、大見出しで「深い反省」と1面トップにうったが、天皇の発言をあまりにも高く評価するのは、僕は正しいとは思わない。
確かに民主主義とか憲法に対する造詣は、安倍晋三とは大違いだろうとは思うけど。


一方、村山談話の村山富市元首相は、「さっぱり何を言いたいのかわからない」と述べたようだが、ホントだね。
この男の発言は、どう受けるかが基本だから、ホンネはともかく、万人に受け入れられそうな美辞麗句を並べて、その言葉の軽薄さ故、また万人から真相を見抜かれる。

しかしこんな談話でも支持率アップに繋がるとなると、安倍晋三ますます図に乗って、中身のない美辞麗句をさらに一層並べ立てる事になるのかと思うとうんざりだな。




村山元首相、安倍談話を批判 「引き継がれた印象ない」


安倍晋三首相が発表した戦後70年の談話(安倍談話)について、1995年に首相談話を出した村山富市元首相(91)は14日夜、地元の大分市内で記者会見し、自身の談話が「引き継がれた印象はない」との認識を示した。


戦後50年の村山談話について、安倍首相は「全体として引き継ぐ」と説明してきた。村山氏は会見で、安倍談話について「(村山談話を)否定もしていないし、踏襲もしていない。出す必要はなかった」と指摘。「焦点がぼけて、さっぱり何を言いたかったのか分からない」と切って捨てた。



 安倍談話の「おわび」をめぐる表現については、村山氏は「何をおわびしたのか不明確だ」と批判。「『植民地支配』『侵略』『おわび』という言葉は入っているが、日本がやってきたことに対して不明確だ」と不満を漏らし、「『植民地支配』とか『侵略』という村山談話のキーワードを薄めたい、という気持ちだったのだろう」と語った。



 また、安倍首相が談話の最後に自身が唱える「積極的平和主義」を盛り込んだことについては、「中身の説明をしていない。イメージがさっぱり分からない」と話した。



 中国、韓国などアジア諸国の受け止め方については「受け入れる国と疑問を呈する国、いろいろあると思う」。そのうえで、「村山談話とはだいぶ中身が違うな、という印象は与えると思う」と話した。



「朝日新聞」より転載

 

 先日の函南アクションの時のママと5歳くらいのボクとの会話

「ママ、戦争法案は反対だけど、○○チャンもサンダル、反対に履いてたよ」
「良いのよ、サンダルは反対でも平和なんだからね」

安倍晋三にこのボクの爪の垢でも煎じて飲ませたい。