火山大国 活発化 口永良部島噴火 次は小笠原で震度5強M8.5/火山・地震大国日本、今後どうなる | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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 二十九日、鹿児島県の口永良部島(くちのえらぶじま)・新岳(しんだけ)(六二六メートル)で爆発的噴火が起き、気象庁は噴火警戒レベルを最も高い5(避難)に引き上げた。九州では桜島も活動が活発で今月二十一日爆発的な噴火が続き、阿蘇山も火口に近づけない状態だ。関東の箱根山や東北の蔵王山でも群発地震が起きている。これらの火山の活発化には東日本大震災の影響があると指摘する専門家もいる。 (永井理)


 火山噴火予知連絡会会長の藤井敏嗣・東京大名誉教授は「東日本大震災の影響で日本の火山活動が活発化している可能性も考えられる」と話す。世界的にも、スマトラ沖地震(二〇〇四年)では、数年以内にタラン火山(インドネシア)とバレン島(インド)、ムラピ火山(インドネシア)などが噴火。一九六〇年のチリ地震では二日後にプジェウエ火山(チリ)が噴火した。


 巨大地震で地下のマグマにかかる圧力が変化することがきっかけとされる。大震災の影響を間近に受けた蔵王山や吾妻山など東北の火山は説明しやすいが、九州など遠くの火山に対して実際にどんな影響があるのかはっきりしない。


 「むしろ日本全体の地下の動きが活発な時期に入り、火山噴火も東日本大震災もその現れだという可能性もある。貞観(じょうがん)地震(八六九年)の前後に似ている」と藤井氏は分析する。


 貞観地震の五年前には富士山と阿蘇山が噴火し、九年後に関東で大地震が起こるなど、二十年あまりの間に全国で大地震や噴火が相次いで起きている。「震災の影響なら数年たてば落ち着く。全体的な活発化ならまだ数十年は注意が必要だろう」という。


 一方、九州の火山に詳しい石原和弘・京都大名誉教授は「口永良部島は二〇〇〇年ごろから噴火してもおかしくない時期に入ってきていた」と指摘する。「桜島も阿蘇山も二〇一一年に噴火した新燃岳(しんもえだけ)も、噴火のエネルギーがたまる時期だった。共通した理由があるわけではない」という意見だ。


 専門家の間でもとらえ方は異なる。現在の観測技術や理論では、関連を示すのも完全に否定するのも難しい状況だという。


◆全島137人避難

 鹿児島県屋久島町の口永良部島・新岳の爆発的噴火で、避難指示を受けた住民ら百三十七人全員が二十九日夕までに、船やヘリコプターで十キロ余り離れた屋久島への避難を終えた。気象庁は、引き続き爆発的噴火が起きる恐れがあるとして注意を呼び掛けた。


 屋久島町役場などによると、火口から約四キロの番屋ケ峰の高台にある避難所に集まっていた住民ら百二十五人は町営フェリー「太陽」で口永良部島西部の本村港を出港し、午後五時半ごろ、屋久島・宮之浦港に到着した。


 口永良部島の中心部から遠い湯向(ゆむぎ)地区の六人は海上保安庁のヘリで屋久島に避難した。熱風を吸い込んで気道熱傷を負った男性(72)と避難所で体調不良を訴えた男性(82)は県のヘリで屋久島の病院に搬送された。自分の漁船で避難した人もいた。



「東京新聞」より転載



川内原発を抱える地域でも火山活動が活発化。
我が家のそばの箱根・大涌谷も引き続きかなりの噴煙を上げているようだ。
そして地震も相次ぎ、日本列島全体が騒がしい。

今回の
 口永良部島の噴火も予兆はあったようだが、突然の噴火だった。
今の科学の水準では正確な予測なんか出来ない。
川内原発はその予測に基づいて核燃料の搬出をするそうだから、そんなものにお墨付きを与えた鹿児島地裁の判決などがいかにいいかげんなものか良くわかる。

4月23日の僕のブログから「日刊ゲンダイ」の記事を転載する。




「川内原発の取材を続けているジャーナリストの志葉玲氏が言う。


 「川内原発は“日本一危険な原発”といわれています。火山学者が『この土地に建てたこと自体、大間違い』と指摘するほどで、周辺には、大規模噴火リスクを抱える火山が複数ある。地震の揺れはもちろん、火山噴火で火砕流が原発に到達する危険性や避難経路の確保はどうするのか。大噴火が起きれば、燃料棒を運び出す時間はありません。過去の噴火記録では、北海道まで灰が飛んでいます。つまり、全国に放射能がまき散らされる可能性があるのです。地裁はこれらのリスクを鑑みて判決を下したのか、疑問です」


  原発の規制基準は、半径160キロ圏内の火山の危険性を検討対象にしているが、川内原発の周辺には巨大噴火の痕跡を残すカルデラが5つもある。


 「判決の判断の理由書に目を通し、地裁は九電や原子力規制委員会の言い分をなぞっている印象を受けました。そもそも、原子力規制委員会の作成した『火山影響評価ガイド』の審理には、火山学者をほとんど入れていません。その内容を地裁は、うのみにしているのです。カルデラ噴火について、かなりの数の火山学者が懸念を表明しているにもかかわらず、意見は聞き入れませんでした。福島原発事故を経験してなお、市民らの声が反映されないのは残念です」(FoE Japanの満田夏花氏)


  原子力規制委員会は川内1、2号機について、地震・津波の想定や重大事故対策などが「新規制基準を満たす」と判断し、1号機は審査中の原発で唯一、再稼働に向けた最終段階の使用前検査が進んでいる。九電は7月にも再稼働を見込んでいる。」


そうしたら昨夜M8.5の巨大地震が小笠原近海の地下深くで発生した。
随分長い時間揺れてたなぁ。



 
 気象庁によると、震源の深さは約590キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は8・5(速報値)。日本周辺でM8・0以上を観測したのは、2011年3月の東日本大震災(M9・0)以来。M8・5は1885年以降でみても、東日本大震災に次ぐ2番目の規模だという。

「朝日新聞」より抜粋転載


震源の深さ590㎞とは東京大阪間より離れている。
そんな深い所で何かが起こってる。
人知を超えた所での自然の脅威、人間はもっと謙虚にならないといけないぞと言っているようだ。
次は東南海巨大地震かな。m(_ _)m


6月7日までブログの更新お休みします。
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