村上誠一郎議員、自民総務会を退席 “憲法が有名無実化する” /後に続く自民党議員はいないのか | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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12日の自民党総務会は「戦争立法」を了承しましたが、採決前、村上誠一郎衆院議員が退席しました。

 村上氏は記者団に対し「集団的自衛権は賛成することができない」と退席理由を説明。行使の具体的なケースの説明が全くなかったとして「『これで国民の皆さんがわかるのか』と申し上げた」と語りました。

 村上氏は会議中断時にも記者団に「憲法を有名無実化する。戦前のドイツ議会が、全権委任法を通して、民主的なワイマール憲法をつぶしたのと同じことになる」と述べ、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」に改めて怒りを表明。「なぜ、この法案が必要なのか」「軍部の暴走を止めるためにどうするのか」―。次々と疑問点をあげ「質問すればするほど疑問がわいてくる。明確な答えがない」と批判していました。

 特定秘密保護法(2013年)の衆院採決を自民党内でただ一人棄権した村上氏。記者団に対して、党執行部にモノを言う議員がいないことを嘆くと同時に、マスコミが法案の問題点を知らせていないと指摘。「(記者の)皆さん方が、社会の木鐸(ぼくたく)として、この大変な問題をどうするのか、自分の頭で考えてもっと発信してほしい」と語り、圧力に屈せず「戦争立法」の問題点を伝えてほしいと訴えました。


「しんぶん赤旗」より転載



この村上議員のような勇気ある自民党議員で後に続く人間は出ないのかと思う。
しかしこうした良識的な行動を取る議員が一人だけという自民党の現在の体質にビックリだし、そういう政党が政権を担っていると言うことにも今更ながらだけど愕然とする。
そうしたら、若手議員も20数人が集まって、なにやら少し動きを見せ始めたようだ。


「すっかり姿を消したとばかり思っていた自民党にハトがいた。「過去を学び『分厚い保守政治』を目指す若手議員の会」がそれ。安倍晋三首相にモノ申すほどの勇ましさはなさそうだが、ようやく「歴史修正主義的なナショナリズムを排そう」との声が聞こえてきた。タカにぱくっと食われやしまいか?」(「毎日新聞」)


タカにぱくっと食われないよう、元気よく頑張って欲しい。
保守政治の本流を取り戻すような流れになれば良いのになぁと淡い期待を持っていようか。


もっとも極右政党自民党はいよいよ教育の国家権力による全面的支配をめざして「教員免許を国家資格に」という提言を自民党教育再生実行本部(教育戦前回帰実行本部が正しい呼び名だろう)がまとめて安倍晋三に提出した。

教職課程修了後に全国共通の国家試験を受け、数年程度の研修を経てから教員免許を与えるそうだから、その間にたっぷり皇国史観を植え付けて、国家主義的教育を子どもたちに教え込まそうと言う意図が丸見えだ。
安倍内閣は第一次の時に教育基本法の改悪を強行したが、今度はその実行部隊の養成を強行しようとしている。
そのうち教育勅語の復活を提言しかねない。
こいつらは本気で、大日本帝国の再現を狙っているぞ。