原発ゼロを来年にバトンタッチ~131回となった今年最後の金曜行動/奮闘ぶりに頭が下がります。 | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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shinya
12月26日、冷たい風が吹くなか、官邸前金曜行動に各地から駆けつけた人たちが「原発ゼロを撤回するな」「再稼働反対」「川内原発再稼働反対」「原発やめられないならおまえが辞めろ」と抗議の声を上げた。131回目の今年最後の金曜行動、主催者は「原発ゼロを来年にバトンタッチ」させようと呼びかけた。

↓官邸前



「今この日本では、ふだん口にしている食べ物、これも100ベクレルまで全国の流通網に乗ってばらまかれています。原発の事故以前までは、日本の食べ物は0.1ベクレルでした。

実に事故前の1000倍の汚染された食物を、今の日本政府は全国にまき散らしています。
子どもたちが普通にその食材を食べさせられているんです。安倍首相は、この事実をどう思いますか!それなのに原発を再稼働し、海外に輸出をもくろんでいます。絶対に許さないぞ!われわれ市民で必ず日本中の原発を止めてみせる」

↓財務省上交差点

↓キャンドルロード

↓国会議事堂正門前


日本共産党吉良佳子議員。

「今年最後の抗議行動となりました。国会も第3次安倍内閣が出来て終わったわけですけれども、絶対に思うようにはさせない。だいたい経産省の原子力小委員会の中間整理案、電源三法交付金の総額1000億円を、原発再稼働の稼働の実績に応じて配分、しかも原発の稼働を停止した自治体には交付金を減らしていくっていうんです。

まさに金目による原発強制ではありませんか。あのフクシマの事故の以前には絶対に戻れません。お金があるんだったら原発ゼロに、再生可能エネルギーの方に投入すべきではないんでしょうか。

なによりも自治体のことを決めるのは政府じゃない。そこに暮らしている市民の皆さんの声なんですよ。来年、春には全国各地で一斉地方選挙があるんです。政府のカネによる政治を絶対に許さない議会をみんなの手で作っていこうではありませんか。私たちも国会の中で、カネではなくていのちそのもので訴えていきたいと思います」


相馬の人たちのことを想って作ったという「新相馬節」の替え歌を唄うおじさん。相馬のとなり、宮城県出身だそうだ。


ハア~ はるか彼方は 相馬の空かよ ナンダコラヨート
ハァー チョイ チョイ(参加者で)
相馬恋しや 懐かしや ナンダコラヨート
ハァー チョイ チョイ
ハア~安全神話を 信じたばかりに ナンダコラヨート
ハァー チョイ チョイ
地獄の地震に 流された ナンダコラヨート
ハァー チョイ チョイ ハア~原発稼働通しちゃならぬ ナンダコラヨート
ハァー チョイ チョイ
暮らしも心も 壊される ナンダコラヨート
ハァー チョイ チョイ
ハア~はるか彼方は 相馬の空かよ ナンダコラヨート
ハァー チョイ チョイ
相馬恋しやぁ~懐かしや ナンダコラヨート
ハァー チョイ チョイ



「レイバーネット」より転載


汚染米についての関連記事を。


福島県下で、平成26年度米でセシウム91ベクレルの”ほぼ汚染米”検出、汚染基準より10ベクレル少ないだけで、市場に出荷

福島県の公表によると、県下安達郡大玉村(旧大山村)収穫された今年度(平成26年度)産米について、二回目の詳細検査を実施した。その結果、検出されたセシウム量は1kg当たり91ベクレル。福島県、食品基準(1kg当たり100ベクレル)を10ベクレル下回ったとして、市場に出荷を許可した。

福島県では県内で収穫されたコメは全量全袋、放射性濃度を検査している。スクリーニング検査セシウ量が50ベクレルを超えたものは詳細検査を実施することになっている。今回の詳細検査は、平成26年度産米としては2件目。

fukushima26nendoriceキャプチャ


今回の大玉村の米は、26年度産米では初めて、スクリーニング検査で75~100ベクレル水準と判断され、詳細検査を実施した。91ベクレルは同年産米では最高の汚染値。同年度産の51~75ベクレルの”準汚染米”は、これまで11件検出されている。

 

今回の詳細検査では、コメのほか、大玉村の大豆209点、下郷町のキビ1点についても検査したが、いずれも100ベクレル以内だったとして、出荷許可となった。

https://fukumegu.org/ok/kome/



Finance GreenWatch」より転載


2014年は原発再稼働、原発輸出大国をめざす安倍政権が、3割の得票率で6割の議席を獲得し、引き続きの暴走政治を進めることに日本国民がゴーサインを出したと記録される年になった。
そうした一環として、国民は安心できない米を食べる危険性が引き続いているが、無関心のままだと知らないうちに我が子に高濃度汚染米を食べさせていることになる。

来年はどうするのかが問われている。
自らのいのちとくらしを守るために、国民一人一人が何をすべきかを考え合えるような年にしたいと願う。