決算委で逆ギレ 安倍首相が敷く小松法制局長官“擁護シフト” | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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 小松一郎内閣法制局長官(63)をめぐって、31日もまた国会審議が混乱した。



 参院決算委員会で民主党の尾立源幸議員が小松長官について「体力、能力、性格についてどう評価するのか」と質問。抗がん剤の通院投与で毎週月曜は答弁に立てないことや、共産党議員と口論になったこと、携帯電話を見ながら答弁したことなどを挙げて問題視したのだが、これに安倍首相が逆切れ、「決算と関係あるのか」と言い放ったのである。


 
 委員会室は騒然となったが、首相は「外野からヤジられたら冷静に答えられない」「なぜ(決算と)関係あるのか(尾立議員に)証明していただきたい」と逆質問まで繰り出し、審議は一時ストップ。自民党の金子原二郎委員長から「従来から関連として、全般的な質問にもお答えいただいている。そこはご理解を」といさめられる始末だった。


 
 そもそも尾立議員が質問したのは、小松長官が”国会答弁”という重要な責務を果たせないからだ。憲法の解釈をつかさどる”番人”が週1で国会を欠席するようでは、仕事にならないのは誰の目にも明らかだろう。なのに、安倍政権は昨日付で、内閣法制次長の定年延長を決めてまで、小松援護シフトを敷いている。



■週1欠席でも年収2800万円


 法制局長官の報酬は首相、大臣に次ぐ月額143万円、ボーナスを含むと年収2800万円ほどとされる。マトモに仕事ができない人物にこの高給。納税者は納得できないだろう。


 
「普通なら、病気であればしばらく休養か、辞任するかのどちらかです。安倍首相は自分が指名し、解釈改憲を進めるのに都合がいいから、小松長官に思い入れが強い。しかし、本来の議論と離れたところで審議がストップするようでは、どうしようもありません。小松長官が辞表を書くか、安倍さんが辞めさせるか。長官交代がスジです」(政治評論家・浅川博忠氏)


 
 大臣の辞任ドミノによって崩壊した第1次政権の悪夢がよみがえり、安倍は問題山積の”お友達”をひとりも切ることができないでいる。小松長官をいつまで庇い続けるのか。心中するつもりか。




「ゲンダイネット」より転載


何しろ憲法より自分が上と信じている独裁者だから、恐い物なしなんだろう。
高支持率の上にあぐらをかいている独裁者をたたき落とすには、国民がそっぽを向くことだ。
なんとかそうした政治状況を作り出したい。